今日は初めてのドレスリハーサル。
僕はジャケット、タキシード、海賊衣装と3種類。
ジャケットは茶系の柄があるものに柄物のシャツと言う指定なので
僕は格子柄のジャケットに緑の楯縞のシャツに黄色のネクタイ。
このヘンテコなコーディネイトが、田舎者を表現してる。
タキシードは35年前のバブル期に『遊び着』として買ったもの。
金色のペイズリー柄の蝶ネクタイとカマーバンド。
若い頃に両手以上の金額で買った物だけあって、
35年経っても全然痛んでいないし、見栄えもする。
7年前の芝居のラストシーンで使用して以来、芝居では久しぶり。
男性が黒と白の衣装で揃うと、ちょっと豪華な雰囲気が出て
お客様だけじゃない、女性劇団員からも評判がいいのです。
そしてもう一つが『海賊祭り』に参加する仮装。
今回は黒い革のベストに、タンクトップで肌の露出を多くした。
タンクトップは黒のボーダーにして欲しいと衣装の先生からの要望。
間抜けだったのは、その海賊シーン用のサンダルを忘れて
ブーツを履いて誤魔化そうとしたら、先生から
『海賊なんだから山用のブーツに見えるからNG』
当たり前です(笑)
サンダルは新しいのを買う予定でいて、忘れちゃったのです。
こんな感じで相手役と一緒の写真。
おばあちゃん達の結婚衣装は可愛いですよ。
今日は着替えのタイミングなども含めての稽古なので、
衣装を着ると、ちょっといつもと気分が変わっちゃって、
何処となく元気が足りないというか、緊張して固くなっている感じ。
一番がっかりしたのが主役の衣装。
都会から来た何処か垢抜けた雰囲気の女性。
ニューヨークで愛人をやっていたという女に、男たちが色めき立ち、
女性が羨望と嫉妬の目でそれを見る・・・・。
こういう設定の芝居なのに、主役の服装や髪型はまるで『スナックのママ』
髪型もピシッとしていない、服装もだらしない。
『おーい、こんなんじゃ男たちは誰もドキドキしないぜぇ・・・・』
『東中野辺りで自宅の一角でスナックやってるオバサン』
『キャバレーの年増ホステスだって、こんな恰好しないぜぇ・・・・』
『ハトバスのガイドかぁ?』
『これから農作業でも行くのか?その麦藁帽子・・・・』
そんな印象で、皆から批難轟々。
一番がっかりしたのは、主役のイメージはこんなものだったのか?
と言う主役をやる女性の感性。
もう、2週間しかないと言うのにねぇ・・・・