胡散臭い商売

今日は朝早く起きて、朝食を摂って９時半にホテルをチェックアウト。
昨年、社長が運営する『話し方教室』の生徒さんで、社長の紹介で知り合った御夫婦に会いに
甲府から国道２０号線を使って、御夫婦が所有する工房へ北杜市の長坂まで行ってきた。
この御夫婦、今は旦那さまが木曽福島で職業訓練校の先生をやって居て、
今年の夏に、御夫婦に会いに木曽福島まで旅行に出かけたほど、付き合いが深くなった。

長坂に有る工房は旦那さまが木工品の作業場として、奥様が陶芸をやるためのスペースとして
数年前に土地を購入して、そこに有った古い家を自分たちでリフォームしたと言う建物。
僕が大好きな木の香りが、部屋中に漂って居て凄く癒される空間。
僕がアパートを建てる前に思い描いていた、木で造られた天井の高い建物と言う事もあって、
木工の作業場は、僕からすると『極上の秘密基地』に見えましたね。

今日はその場所で、奥様の紹介で『オーラ・ソーマ』というカラーセラピーの無料診断が行われ、
僕と、同行したモモちゃんがそのセラピーを体験する羽目になった。

『オーラ・ソーマ』とは、イギリスのヴィッキー・ウォールによって1983年に誕生したカラーセラピー。
カウンセリングには、上下2層の色に分かれたカラーボトルを用いる。
このカウセリングでは
「あなたが選ぶ色があなた自身なのです」という言葉が繰り返される。
それは無理強いすることなく自らを癒し、答えを選択する手助けをする役割があるという。
110本以上あるカラーボトルの中から、直感で4本のボトルを選び、
直感で選んだボトルとその順番を手掛かりに、自分の深層心理を探って行くという、
色に映し出された本当の自分と向き合い、問題を克服していくためのカラーケアシステムだと言う。
古代から色は人間の心身の状態を映す鏡とされ、伝統医学では診察にもちいられて来たと言うし、
昔から人々は色の持つエネルギーを本能的に感じ取っていたんじゃないかな？

でもね････何か怪しい。
一時流行った、霊感商法みたいな感じも否めない。
セミナーやボトルなどがやたら高額であることや、スピリチュアルな印象が強いために
詐欺や新興宗教のようなイメージを持ってしまう。
その感じを強く感じたのが、最後に宝石を薦められた事。
カウンセリングの申込書が、カーボン紙で数枚になって居て、その申込書の２枚目以降が、
宝石のサイズ等をチェックするシートになって居た。
『僕は宝石やアクセサリーには全く興味無いんだ』
と言って、やっと解放されたけど、あれで宝石を購入する人は多いんじゃないかなぁ････？

そんな事をやっているうちに、気がついたら２時になっちゃった。
午後２時には甲府へ行って、社長と合流して笛吹市一宮に在る『マルサフルーツ』が経営する
レストラン『マルサマルシェ』へ行く約束だったのに、急遽現地集合と言う事になった。

長坂ICから中央高速で勝沼ICまで行き、現地に到着したのが予約していた３時丁度。

と言うのも、夏に木曽旅行に出かけた際に立ち寄ったリゾナーレ八ヶ岳店で食べた、
『フルーツピザ』を、僕がまた食べたと言って、予約して貰って出かけたのです。

夏は桃のピザだったけれど、冬の今日は『あんぽ柿』のピザ。
これが不思議な味で、オリーブオイルと塩コショウで凄く美味しくなるのです。
紅茶は『和紅茶』と呼ばれる物だったけれど、正直言ってこちらはいまいち････
２時間ほど居て、その場で別れて帰って来たんだけどね。

本当は、今日も社長と今後の事について、色々な話をしたかったのだけれど、
霊感商法みたいな胡散臭さが漂う『オーラ・ソーマ』なんかに時間を使ってしまった。
２週間後に今度は東京で会う約束になって居るので、その時にしましょう。

しかし、女優の吉岡里帆によく似た美人だったから、目を見て話されると吸いこまれそうだった。
危ない危ない････
最後に僕が『宝石やアクセサリーに興味無い』と言った時の態度がねぇ…
『チッ･･･!』っていう音が聞こえそうな、態度の変わりようはまだまだ修行不足だな。