平成の天皇誕生日

30年続いた12月23日の『天皇誕生日』が今年は無かったんだね。
退位されて、天皇を譲位された時点で『天皇誕生日』は2月23日になった訳で、
令和になったのがその後の5月1日だったため、今年は『天皇誕生日』に休めなかっただけ。
それとカレンダー上に天皇誕生日として休日になっているものが無かったり、
中には12月23日を黒字にして『平成の天皇誕生日』と記されたものが有ったりで、
決して『今年は天皇誕生日が無かった…』のではないのであります。

国民の祝日も令和元年に限り、『天皇の即位の日』の5月1日と、
『即位礼正殿の儀』が行われる10月22日は祝日になったから祝日が減った訳じゃない。
天皇を譲位した時点で、12月23日を「上皇誕生日」として祝ってしまうのは、
新旧の併存による「二重権威」と映りかねないとして、上皇陛下が嫌うため、
政府としても当面は平日とするのがふさわしいという見解らしい。

ちなみに国民の祝日は
①元日：1月1日
年のはじめを祝う。
②成人の日：1月の第二月曜日
おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
(従来は元服の儀が行われていたとされる小正月の1月15日）
③建国記念の日：2月11日
政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う(かつての紀元節)
④春分の日：春分日（太陽が春分点を通る日）来年は3月20日
自然をたたえ、生物をいつくしむ。
⑤昭和の日：4月29日
激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
⑥憲法記念日：5月3日
日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
⑦みどりの日：5月4日
自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
⑧こどもの日：5月5日
こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
⑨海の日：7月の第三月曜日
海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
⑩山の日：8月11日
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する(2016年から適用）
⑪敬老の日：9月の第三月曜日
多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う
(従来は9月15日）
⑫秋分の日：秋分日（太陽が秋分点を通る日）来年は9月22日
祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。
⑬体育の日：10月の第二月曜日
スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
(従来は1964年の東京オリンピックの開会式が行われた10月10日）
⑭文化の日：11月3日
自由と平和を愛し、文化をすすめる。
(明治天皇の誕生日に由来。日本国憲法が公布された日。)
⑮勤労感謝の日：11月23日
勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
(かつてのかつての新嘗(にいなめ)祭
⑯天皇誕生日：12月23日 (来年は2月23日）
天皇の誕生日を祝う。
と全部で16日。
ちなみに来年は東京五輪の開幕する7月24日が『スポーツの日』と称して休日になるらしい。

昔は国民の祝日を『旗日』なんて言って、玄関先に日の丸を掲揚したんだけどね。
今は家に門柱も無ければ、マンションが多くて国旗掲揚なんてしなくなった。
それと、女性の生理日の隠語として、こう呼ぶらしいから、使われなくなったんでしょうね。
来年はアパートにわざわざ作った門に国旗でも掲揚するかな？