『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

夢に出てきそうだ・・・・

2019年12月18日 | 定年退職後の人生
今日はサッカーチームのメンバーに電話して1時間半も話をしちゃった。
それもサッカーの話じゃなく、仕事の話。

実は定年退職前に、仕事を干されてやることが無かった時に、
サッカーチームのメンバーから電気回路の相談を受けた。

会社に行ってもやることが無くて暇な時間を潰している毎日が勿体ないので、
本社に出向いて相談を受けては、基礎実験やデーター取りのやり方を指南して、
目指す性能を出すためにはどんな電源が必要なのか?
設計仕様を決める所までは面倒を看ていた。

僕が設計してしまえば簡単だったのだけれど、意地を張ってやらなかった。
その代りと言っては何だけれど、仕様を見て設計が出来そうな若手に
ちょっと面倒を看てくれないかと頼んで、設計をやって貰った。

その後、僕が定年退職した後に、その若手が作った実験回路は、
見込んだ通り、そこそこ満足する性能を出した。
そこまで出来れば、後は僕が出る幕は無い・・・
そう思って、定年退職後は完全に前の会社から離れる気持ちが固まった。

ところが、今日の電話でその後の装置開発の話を聞いて耳を疑った。
あれから4年も経っているのに、いまだに出来ていないという。
『4年もあれば2~3回作り直したんだろう?』
と訊いたら、何とそれ以降は全く進展していないという。
それも電気設計の基本である熱計算が全く出来ていないらしいのだ。

デジタル回路の設計など、仕様書を作って他人に頼めば出来てしまう。
世の中の物はデジタルで制御できても、最終的に人間が接する部分はアナログなのです。
それがアナログの面白さで、アナログが判らない人間には高度なものは作れないのです。

電気設計で最初にやる事は、回路設計ではなく『熱計算』
これは僕の持論でもあるんだけれど、電気設計なんていうものは
『熱計算』。以外は、難しいものは殆どない。
逆に『熱計算』。が出来ないと、回路規模も決まらないし、
最終的な外観デザインも決まらないのですよ。
電話で話を聞き、簡単な計算をしながら話をしたんだけれど、
そう云った簡単な事すらやっていないのだという・・・・。

まいったね・・・・。
冗談だと思って聞いていた仲間の愚痴が、冗談じゃなかった・・・・
少なくとも僕が関わっていれば、良し悪しは別にし形になっていた気がします。

『今からでも来て、指導してくれませんか?』
なんて言われたけれど、僕にはもう、そんな仕事に没頭する気力も、
技術者としての能力も既に失われてしまっていて、
それこそもうポンコツで使い物になりません。
ただね・・・・
なんか意地を張って、彼らを突き放した自分に対して、責任を感じちゃいましたね。
夢に出て来そうです
コメント
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