いい歳して、あれやこれや、やりたい事ばかり････

そろそろ今の仕事に一区切りつけて、残りの人生は別の事をやろうと思っている。
今はその準備中。
自由奔放に生きているように見えて、自分の思い通りにはなかなか行かないもの。
流れに身を任せて、過ごすのは決して悪い事じゃない。
その中で見つかるものも沢山ありますからね。
若いうちは、そう云った期間があっても、長い目で観れば無駄にはならないと思う。

ところが僕のように60歳を過ぎて、会社人生に一区切りつけた人間にとって、
流れに身を任せて生きて行くのは、時間を捨てているのに等しいと感じるようになった。
歳を取ると、時間の流れが速く感じるようになる。
だから、ぼやっとしていると、流れから抜けられずにどんどん流される。
今の僕は、そんな状態に陥ってしまった感じがする。

先週末に社長に会って、早いうちに今の仕事のやり方を変えると宣言した。
仕事らしい事が無いのに、事務所へ出向いて時間給を稼ぐような生活は、
それで頂く給料以外は、ストレスが溜まるだけで、他に何ももたらさないですからね。

今は定年退職後にやりたかった事が、沢山やれずに居る。
・お客さんと接する、珈琲や紅茶を扱ったお店
・木工所で木を扱う仕事(出来れば家具作りを手伝いたい）
・古くなったフリースを使った袋物造り
と言ったところが、ハッキリしている事かなぁ････？

珈琲・紅茶を扱う店は、ずっと以前から考えていた事。
若い頃に散々世話になり、跡を継ぐつもりで修行していた叔父が経営する珈琲問屋。
僕が飛び出してしまったために、10年ほど前に廃業してしまった。
そのせいで、再開しようと持ちかけてもスンナリとは進まずに5年が経ってしまった。
今は、取りあえず場所探しをしている状態。
どうなる事やら･････

木工所は単に、木が好きなのでそういう場所で何かやりたいなって････。
20代に職業訓練校に通っていたのだけれど、受講する職種を決める際に。
自動車整備にしようか？、木工にしようか？と、かなり迷ったほど。
結局、その当時やっていた車のレースのために自動車整備士の方へ行ったんだけれど、
職業としてやりたいと思うようなものじゃなかったから、ディーラーへ勤めて半年で辞めてしまった。

アコースティックギターが好きなのも、木の素材で変わる音質に興味があるから。
もちろん、音楽をやるためにですけれどね。
ギターのリペア職人も考えたけれど、ギターの演奏が上手くないのでこれも断念。
それよりも、もっと身近な小さな家具作りとか、オーダーメイドで棚を拵えたり、
そんな仕事を手伝いながら、木を扱う仕事をしたら楽しいだろうなって････
まぁ、これも雇われてやるのは難しい気がします。

もうひとつは、自宅に足踏み式の工業用ミシンがあるので、それを生かして何かを作りたいと思って居た。
着なくなった着物をばらして、シャツを作るとか色々考えたけれど、洋裁の基礎が必要なので無理。
ただ、過去に自分で造ったものに、着なくなったフリースをバラして作った『ギターカバー』があって、
フリースなのでギターに傷がつかないと言うのが一番の利点で、これが意外に重宝している。
まぁ、仕事にするには難しい気もしますけどね。

いい歳して、あれやこれややりたい事ばかり。
でも、この三つは今、実現に向けて動いている最中。
残り時間はそう長くは無いですからね。