僕はメールというものをあまり使わない。
第一の理由は『メール』だから、緊急性は無いと言う考え。
30年ほど前は携帯電話も無かった。
嫁さんを寒空の下、3時間も待たせてしまった事もあった。
今考えてみれば、本当に今では考えられない事です。
そもそも昔から、人の便りは『手紙』しかなかった。
今は年賀状ですら出さなくなって、出したとしても宛名から全て印刷。
字が汚いから・・・・なんて言う言い訳を良く耳にするけれど、
印刷されたものほど、味気ないものは無い。
コメントの一言でも書いてあれば、その人の気持ちが伝わるのに、
印刷だけの年賀状は、お義理で出しているだけだと感じてしまう。
手紙より緊急性がある時に使ったのが『電報』でした。
まだ、電話がそんなに普及していない時代の話です。
電話の普及で『電報』は、結婚式のお祝いや、
葬式のお悔みくらいに使われるだけになった。
それでも『メール』よりは心が伝わるものだった。
この間、家族と従兄弟の家に出かける日の事。
三鷹の家を出る時に連絡してくれと、前日に『メール』で伝えておいた。
ところが家を出た時に連絡手段として使ったのが『LINE』。
僕は全く気が付かず、家族が待ち合わせ場所の吉祥寺に到着して
初めてメールに気が付いた。
『ラインで連絡したよ』と言うのが家族の言い分。
僕はメールやラインは、返事はいつでもいいと思っている。
緊急を要する時や、すぐに返事が欲しい時は必ず電話にする。
電話で『細かい事はメールで送る』と言う使い方はしますけどね。
メールやラインは、常に携帯を所持している人は当たり前みたいに言うけれど
僕はそういう意味で『電話』と『メール』を使い分けている。
一日中、携帯を眺めている人や、携帯が無いと心が落ち着かない人は、
結局は自分の時間を大事にしていない人だと思っています。
自分で自分の首を絞めているのですよ。
それに何よりも、紙の情報は無くならないし、探す時間も短くて済む。
僕は『使い分け』は大事だと思っています。