今日は決勝トーナメントの初戦。
相手は難敵のサウジアラビア。
W杯でアジア勢として決勝トーナメントに進出した実績のある国。
アジアカップでも、日本が台頭する前はアジアを席巻していた強国。
W杯ロシア大会にも出場するなど、決して楽に戦える相手じゃなかった。
結果は1-0で勝利。
ボールポゼッション(保有率)が77%と圧倒しながらも、試合で結果が出なかった。
まぁ、試合は危ないシーンもあったけど、暑い中での耐久戦の様相を見せて
日本が良く粘ったと言う感じかな?
後半の決定的な武藤へのパスで、決まりかと思ったけど、
肝心の武藤はぶっちぎるようなスピードが無いうえに、
自らシュートを狙って、相手をかわしたために、シュートが遅れて外してしまった。
すぐ横にフリーで南野が上がって居たので、パスすれば得点と言うシーン。
このシーンを見て、W杯で日本を破ったベルギーのルカクを思い出した。
ルカクはベルギー代表の絶対的なエース。
『ロストフの14秒』と呼ばれる、一瞬の逆転劇で日本代表を奈落の底へ突き落した。
その時の決勝点は、ルカクが決めるだろうと誰もが思った。
ところがルカクは『チームの勝利』を優先して、自らの得点を捨てて予想外のスルー。
これで後ろから来ていたシャドリが、フリーでゴールへボールを流し込んだ。
武藤のプレーはFWとして有りがちな『俺が決める』というプレーだった。
でも、ルカクのように『チームの勝利』を優先できたなら、
ゴール前に居た南野へパスした方が、より確実だった。
結果はどうなったかは解らないけれど、僕は武藤のプレーにガッカリした。
自分で打つなら決めなくちゃね・・・・
試合には勝ったけれど、エースの南野に得点が生まれていたら
南野が覚醒して、今後の試合も違った試合運びになっただろうに。
そう云う意味では、あまり面白い試合じゃなかった。
負けなくて良かったと思っただけの試合でした。