このブログで何度も書いていますが、僕は定年退職した時点で『やりきった』と思っている。
他人の評価は判りませんけど、とにかく僕は全力を注いで仕事をしてきた。
会社から『後継者育成は不要』と言われた以上、僕には何も思い残す物は無くなった。
その時点で『技術者』として生きる事は止めると決めていた。
今の仕事の話は『設計部門を東京へ移すので手伝って欲しい・・・・』
という『別の道でのチャレンジ』のはずだった。
ところが、蓋を開けてみれば、やっぱり電気技術者としての仕事ばかり。
電気系の仕事は嫌いなわけじゃないし、お小遣い稼ぎにはちょうどいい。
今の雇い主からは破格の待遇で迎えて頂いているので、不満は全くないと言っていい。
前の会社の雇用延長はいわゆる8時半から5時半までの定時間を働かないとならないし、
給料だって、それと同じ時間を働いたら、今の会社の方がずっと良い。
タイムカードは自己申告、仕事も自分の行きたい時間に出向くなどという,
こんな待遇で雇う会社なんて多分、日本中探しても無いと思う。
何かしないとボケるよ・・・・
皆、口を合わせたように言うけれど、僕はそう思わない。
嫌味な言い方をすれば、定年前に計画して立てたアパートが有るので、
ローンや光熱費などは全部それで賄える。
『生きて行くだけの金』は有るから、働き続ける理由が無いのです。
勿論、無駄遣いするほどの余裕はないですよ。
だからまだ小遣い稼ぎくらいはしようと思っている。
でも、他人が決めた時間に束縛されてまで、金のために働く気はない。
僕がしたい生活は、朝は寝たいだけ寝て、起きてからその日にやる事を考える。
予定や計画は出来るだけ立てずに、気が向いたことをする生活。
芝居やサッカー、音楽の他に物書きの生活をしたい。
とりわけ芝居の脚本に興味が有って、勉強もしたい。
残り20年ほどの人生は、自分の思うように生きて行きたいだけです。
こんな事やっていていいのかなぁ?・・・・
これが最近、毎日のように僕が思っている事です。
お前は恵まれてるんだよ・・・・
なんて良く言われますが、それの何処が悪い?
『やり切った』と思う技術系の仕事には全く興味が湧かないのです。