串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

金山にて

2012年03月23日 | 旅-東北

 数年前、金山にある「谷口がっこそば」で食べた「揚げそば」の味が忘れられない。

以来「金山」の地名はずっと頭の片隅にあり、いつか、又食べに行きたいと思っていた。

新庄からバスに揺られる事40分。

金山のランドマーク「金山三峰」 が見えてきた。

金山の街並みもすぐ近くに・・・。 

町役場前でバスを降り、大堰公園へ行く。

この水路に鯉が泳いでいるのだが、今は休暇中。 

 見たかった・・・。

 歩く道は除雪されているが凄い積雪量で、イザベラバード記念碑を探すが分からない。

雪が融ければ出てくるのだろうか?

明治11年、東京から北海道までの旅の途中金山を訪れたイザベラバードは、
金山を「ロマンチックな雰囲気の場所」で気に入り1~2日滞在した。 

昭和13年の大火から逃れた金山で最も古い建築物の「長屋門」。

 かつて林業で栄えた町、立派な家屋敷や蔵が立ち並ぶ。 

「谷口がっこそば」を食べた時は、ただ通りすがりに昼食として蕎麦を食べただけで、
こんなステキな街並みがあるとは知らなかった。

 がっこそばの営業は土・日・祝日のみで、月曜日の今日、蕎麦は食べられない。

ほとんどが日本建築の街中で唯一見かけた洋風建築の旧金山郵便局。

今は「交流サロンぽすと」。 

間口何間あるのだろうか? 

 

横に蔵が建っているが 

住宅と蔵の屋根の樋は一体化している。 

商工会の奥に「歴史館」があり、ここで休憩できる。

商工会の腰壁にはきれいな石が埋め込まれている。 

歴史館の内部。

ちょっとお茶でも飲めればいいのになぁ。 

 

 屋根の棟から何かとび出ている。

「カラス」だと地元の人が言われる。

飾りだろうか、ほとんど全ての家に見られた。

季節になれば色の濃い枝垂桜が咲き、それは美しいらしい。

紅枝垂だろうか?

私の他に観光客の姿は見かけない。

喫茶店・・・?
見当たらない。

↑の和菓子屋さんに「コーヒー」の文字を見つけ入ってみる。 

ほとんど和菓子屋さん。

店の一画のテーブル&椅子に常連さんが談笑中。

熱いコーヒーが出てきた。

こんな店もあるんだ。

金山の家庭料理が味わえるという。
次に来る事があれば味わってみたいが、今日はもう帰る時間。

金山発17:00のバスで新庄へ戻る。

滞在時間は1時間余りと慌しい街並み散策だった。

「又、来てね」と鯉が待っているような気がする。 

金山町の詳しい事はこちら。

 

 

 

 


最上川沿いに

2012年03月23日 | 旅-東北

 鶴岡発13:47の列車で余目まで。

 

きれいな車内だった。 

余目で陸羽西線に乗り換え、新庄を目指す。 

「奥の細道最上川ライン」という愛称の陸羽西線。 

 

狩川駅付近で見かけた風車。 

 

最上川に沿って陸羽西線、それに国道47号線。

道路より線路の方が高い所を走っているので、眺めは良いかもしれない。

古口で列車はすれ違う。

この近くに最上川下りの船の乗船場がある。

40分ほどで新庄駅に到着。

山形新幹線はこの新庄まで伸びているんだ。

芭蕉と曽良の出迎えを受ける。

背の高さは逆じゃないかと思うが・・・。 

「日本奥地紀行」でイザベラバード女史が「みすぼらしい町」と書いた新庄だが、
さすがに新幹線も停まる駅らしく大きくて立派。 

バスに乗り換え「金山」を目指す。

途中、小学生の団体が乗り込んで来て、空いていた車内はたちまちスクールバスとなった。