串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

きたぐにで帰る

2012年03月30日 | 旅-東北

慌しい会津若松散策を終え、16:06発の新津行き列車に乗る。

車では何度も走っている磐越自動車道だが、JRの磐越西線に乗るのは初めて。

福島県では阿賀川、新潟県に入り阿賀野川と名を変える阿賀野川に沿って列車は走る。

磐越自動車道から阿賀野川の流れは、ほとんど見えなくて味気ないので、ある時
平行する国道49号線を通ってみた事がある。

深い緑色した大河がとうとうと流れる様は実に美しく、今度もそれを楽しみにしていた。

イザベラバードも津川からこの阿賀野川を船で下り新潟へ行っている。

 「豪雪地帯を抱える阿賀野川水系は全国屈指の水量をほこり、流域に多大な恩恵と莫大な被害をもたらした。」と、Wikipediaにある。

莫大な被害・・・?

水害のような天災であったり、新潟水俣病のような人災であったり・・・。

高校生が降りてしまうと車内はがらんとした。

ローカル列車は高校生の通学のためにあるようなものかもしれない。

三川だったろうか?上り列車とすれ違うが、もう車内の灯りが写り込んで、車窓から写真を撮るには辛い時間になってきた。

 

 それでもこの美しい灰色の世界を撮りたくて・・・。

雪はやみ間なくふり続ける。

暮雪の中、列車は走る。 

途中で行程を変えたお陰で雪の磐越西線を楽しめた。

只見線にはかなわないが、磐越西線も絶景路線だ。

19:06東新津着。

東新津駅前にある秋葉温泉「花水」で「きたぐに」の発車時間まで時間をつぶす事にした。

花水は以前にも立ち寄った事があり、温泉だけでなく食事も休憩も出来、3時間ほどの時間をつぶすには丁度よかった。

少し遅い目の夕食をレストランで。

広いレストラン、客は私ともう1組だけ。

もう1組は賑やかに談笑。

端っこに座り、一人もくもくと食べる私。

寂しい・・・か?

強がりではなく、寂しくない。

旅も終わりに近い。

慌しく見て回った鶴岡、金山、山形それに会津若松・・・あちらこちらの情景を頭の中で反芻しながら、いい旅だったと心が弾む。

ハンバーグのせオムライスを注文。

結構なカロリー&ボリュウム。 

大浴場に入ると久しぶりに嗅ぐ塩素臭。

加水・加温・循環・殺菌と揃っているが贅沢は言ってられない。

夜行列車に乗る前に夕食もとれ、風呂にも入れるのだから・・・。

「花水」も駅前温泉だなぁ。

露天に出ると雪が舞っている。 

  • 源泉名:秋葉温泉
  • 温度:56.7度 PH=7.9
  • Na=3086 K=45.5 Cl=4064 Br=22 HCO3=1062
  • 成分総計=8694mg/Kg(H14.7)
  • 成分総計=14300mg/Kg  H16.12に分析した数値でオープン時より濃くなっている。

「花水」の閉店間際の22:00近くまでねばり、22:08の列車に乗るため東新津駅へ。

 小さい無人駅の東新津駅。

駅舎の中もきれい。

暗闇の中、メルヘンチックな世界が広がる。

湯冷めしたくはないけど、ホームで列車を待つ。

新潟まで出て「きたぐに」の乗客となった。

新潟発22:58。

臨時列車で走る事はあっても、私はもう「きたぐに」に乗る事はないだろう。

何もかも済ませて日付が変わる頃に乗れば、翌朝には新潟。

便利な列車だった。

ありきたりだが「有難う、きたぐに」と、言わずにおれない。

 


大仙公園桜だより 2012.3.30

2012年03月30日 | 大仙公園

染井吉野の開花も秒読み段階の大阪。

大仙公園の桜はどうだろう・・・?

JR阪和線「百舌鳥」駅のホーム脇に大きな寒桜が植わっている。

早くも満開、散り始めかもしれない。

 

 

こちらは上り(天王寺方面)ホーム脇の桜。

いつ頃植えられたものか?上り線、下り線、両方に1本づつの大木。

大仙公園の桜並木の染井吉野の蕾はふくらんできている。

寒緋桜は満開。

メジロが集団で飛んできて蜜を吸う。

今年初めてカメラにおさめたメジロ。

 

強い春風に柳がそよぐ。

右の枝垂桜は満開。

左の方は紅枝垂だろうか?

蕾はふくらんできて、何輪か開花している。

 

日本庭園近くの枝垂桜も満開に近い。