新穂高温泉に泊まった翌日、奈川ダムから県道26号、木祖村を通り国道19号へ。
福沢桃介が作った近代化遺産を見るために・・・。
まずは、桃介橋。
桃介橋と言われているが、正式名称は「桃之橋」。
木曽川に発電所を7箇所建設した電力王福沢桃介が大正11年に造った橋。
水利権をめぐって、島崎藤村の兄島崎弘介らともめ、桃介が作り近在の住民にも
便利を与えた橋だが、「桃介」の一文字しか認めらず「桃之橋」となった。
↑の写真は、「福沢桃介記念館」に掲示されていたもので、昭和53年頃から老朽化が進み、
廃橋状態が続いたが、平成5年復元され近代化遺産に登録された。
福沢桃介記念館に、当時の遺構の一部が展示されている。
3箇所の橋脚のうち、この1本だけが河川敷へ降りられるように造られていた。
河川敷には、どんなに木曽川の水量が増しても水没しない「水神様」が祭られている
中州があり(右側松林)、ここに行けるよう階段を造った。
その階段を登って行く。
全長247.7m 、3スパン。
揺れるだろうか?と、思っていたが全然揺れない。
色が違う2本はトロッコのレール跡。
読書発電所建設の資材を運ぶため、南木曽の駅からトロッコのレールが敷かれていた。
この辺り一帯は「天白公園」となっていて、ミツバツツが群生しており
今年も4月14日~22日まで「なぎそミツバツツジ祭り」が開催される。
橋の下は芝生の「マレットゴルフ場」。
貞奴・・・。
日本初の女優「マダム貞奴」、川上貞奴の事。
桃介と貞奴、いかなる関係だったのか?
興味のある方は調べてみて下さい。
私も多いに気になりました。