串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

日本海を迎えに

2012年03月17日 | 好きなもの

青森からのラストランを終える特急寝台「日本海」を迎えに行った。

ほんとは昨夜のラストランを見に行きたかったが、テレビで見た
あのホームの混雑ぶり、行かなくて良かった。

終着の大阪駅で出迎えるか、一つ手前の停車駅新大阪にするか迷ったが、
昨夜の大阪駅のような混雑だと写真も撮れないので、新大阪で待つ事に。

ホームは撮り鉄で混雑しているだろうか?

新大阪着10:21。

 

心配したほどの人はいない。

駅員さんの他に制服組もホームに立ち「昨日は凄かった・・・。」と、話している。

大阪駅ではどうなんだろう?

反対側のホームで傘をさして到着を待つ人。

雨降りなので逆光、順光、気にしなくてよい。

やって来た。

進行方向の一番後ろに居たので、この写真を撮った後ホームを走る。

 

停車時間はわずか1分。

ゆっくりと撮ってはいられない。

 

何事もなかったかのように走り去る「日本海」。

どうにか撮れた喜びと寂寥感がないまぜになり、新大阪駅の雑踏の中をふらふら歩く。


 

去年の8月、ねぶたを見に行くのに初めて乗った「日本海」。

その時の様子はこちらで。

もう一つ。

ねぶたも青森も何度か行ってはいるが、いつも相棒が運転する車だった。

「日本海」に乗ったのはたった一度だけ。

懐かしさがある訳ではない。

しかし、忘れがたい時間がそこにあった。

青森が遠くなってしまった。

 


鶴岡へ

2012年03月17日 | 旅-東北

 日本海は荒れていた。

 柿崎から強風のため速度を落としながら「きたぐに」は走る。

柿崎~柏崎間は、海すれすれの所を走っている。

困ったなぁ、新潟で乗る「いなほ1号」とは5分の接続時間しかないのに、
これでは「いなほ1号」には乗れない。

「40分遅れで列車を運行しています。」とのアナウンス。

トホホ、最初から行程変更かいな。

弥彦山・・・かな? 

長岡の手前で「いなほ1号の切符をお持ちの方、次の長岡で新幹線に
乗り換えて下さい。」と、アナウンスがあり、大慌てで降りる支度をする。

上越新幹線「とき301号」は、長岡で「きたぐに」の客を待っていてくれた。

長岡発7:54 新潟着8:19 「いなほ1号」の発車は8:34。
乗り換え時間は15分ある。

有難う、JR東日本さん。

 秋田まで行く「いなほ1号」。

「いなほ1号」、座席は1号車のA席を指定。

1号車の前半分はグリーン車。
そしてA席は日本海側。 

 阿賀野川を渡る。

帰途、予定変更で阿賀野川沿いを走る列車に乗る事になるなんて、
この時点では思ってもいなかった。

はぁ、ひと息ついた。

昨夜から何も食べていない。

とりあえずコーヒーが飲みたい。

おいしくないJR東日本のコーヒーで我慢しよう。

どうも酸っぱくて、このコーヒー私は苦手。

笹川流れの辺りは断崖が続き、目を楽しませてくれる。 

田は一面の雪。

しばらく見ていると目が痛くなる。

この一面の雪原は、福島へ行くまでず~っと続いた。 

 

定刻通り10:27鶴岡到着。

前もって送ってもらっていた鶴岡のガイドブック片手に街へ繰り出そうと思うが、
あられ、雪に加えて風がきつく傘など役に立たない。

はぁ、雪とは無縁に近い大阪人、歩くのにも困りますぅ。


帰りもきたぐにで

2012年03月16日 | 旅-関東・中部

3月16日、今日は特急寝台「日本海」と寝台急行「きたぐに」の運転最後の日となった。

旅の途中は後回しにして帰途に乗った「きたぐに」を・・・。

 磐越西線「東新津」駅の目の前にある秋葉山温泉「花水」で3時間程過ごし、
東新津発22:06の列車で新津まで。

無人駅の東新津駅、お洒落で小さな駅舎だ。

津川からの普通列車が入って来た。

4両編成の列車はガラガラ。

新津着22:13。

「きたぐに」の新津発まで丁度1時間あるので、新潟まで出て新潟から乗る事に。

新潟駅にすでに「きたぐに」が入線していた。 

ホームでは大阪駅ほどの賑わいはない。 

往路とはカーテンの色が違う。

枕元の照明が暗く、往路乗った車両の方が快適だった。

私の上の中段に老男性が上がろうとしているが、上がりにくそうで時間がかかる。

一瞬、私の下段と替わってあげようか・・・と、思ったが、私も老人、
あのタラップの上り降りは嫌だ。

4両ある自由席、だんだん乗客が増えて来て、車掌が「席を詰めあってお座り下さい。」と、
何度かアナウンスする。

通勤帰りの人も乗っているんだろう。

さすがにグリーン車は空いていたが・・・。 

来迎寺を過ぎた辺りで車内放送は終了。

静かな車内に男性数人の声が響きわたる。

日本語ではない。

それもすぐに収まり、私も眠りについた。 

 翌朝6:00過ぎ、大津駅到着前にアナウンスが始まり、それで目覚めた。

京都着6:16なので大急ぎで下車用意をする。

大阪駅で名残を惜しみたかったが、京都で降りる事にした。

変遷はあるが、私と同じ年数走り続けた「きたぐに」、お疲れ様。

臨時列車として走る事もあるらしい。

又、乗せてもらう事を楽しみにして・・・。

 

 


さようなら「きたぐに」

2012年03月15日 | 好きなもの

大阪発23:27の「きたぐに」。

列車内には自動販売機も車内販売もないので、お茶や軽食を買って乗らなければ
いけないが、23:00頃まで開いているのはコンビニぐらいしかない。

ちょっと遅いのが私には難点だが、夕食も入浴も済ませて22:00頃に自宅を出る。

大阪駅11番ホームに23:00過ぎに入線。

ホームはカメラ片手の乗客や、乗らない撮り鉄とおぼしき人達で大賑わい。

向かいのホームにも三脚構えた人達が・・・。

最終日の16日はどんな様子だろう?

見てみたいが、時間が遅過ぎる。

「日本海」なら夕方だから、エンディングセレモニーを見れるか。 

 ここ2~3年で「きたぐに」に乗るのは、今日で4回目。

一度だけ自由席で直江津まで行った事があるが、この歳、さすがに辛かった。

このヘッドマークに惹かれて、佐渡へ行く時も乗ったんだ。

 

 

寝台幅は結構広いが座ると私でも頭がつかえてしまうので、大きな男性なら困るだろう。

しかし、車両内の乗客はほとんど男性。

女性の姿はちらほら。

中段・上段に少し空きがある程度の混み具合。

いつもこんな状態だったなら廃止には追い込まれなかっただろうに・・・。

座席2つ分を寝台に利用したもの。

通路を挟んで左右に3段の寝台が並ぶB寝台車。

私はいつも偶数の下段を予約する。

偶数は日本海側。

夜が明けると座席2つ分の広い窓から日本海が見渡せる。

中段・上段になると小さな窓しかない。

発車するまで車内を撮影する人が車両を行きかう。

日付が変わり大津駅を過ぎた辺りで最後の車内放送となり、車内の照明も少し落ちる。

静かだ。

グループ客がいればもう少し話し声もするだろうが、「きたぐに」に別れを告げる人達、
寝台で今撮った写真でも眺めているのだろうか?

しかし、「まもなく〇〇です」という車内放送もないので、途中で降りる人は
寝てられないだろう。

私は終着駅までなので、睡眠導入剤を飲んで深い眠りにつく。


さようなら「きたぐに」の旅で

2012年03月14日 | 旅-東北

雪の影響などで行程を変えざるを得なかった今回の旅。

その中でこれは!と自分勝手に思う写真3枚です。

新庄からの上りの「つばさ」。

運転席のワイパーには・・・。

もっとアップの写真もあるのですが、これぐらいにとどめておきます。

「無残やな つばさに翼 とられけり」

予定してなかった会津若松。

鶴ヶ城へ行くつもりがバスの車中から見た七日町の街並みに驚き、
七日町でバスを降りてしまう。

街並み散策の途中、ショーウインドウに現れたにゃん。

眉間じゃなく耳の間にお姫様みたいな眉。

こちらも予定外。

米坂線から磐越西線に変えて新潟入り。

「きたぐに」発車までの3時間程を東新津の温泉施設「花水」で過ごしました。

雪が舞う「花水」の建物。


北野天満宮の梅

2012年03月14日 | 

3月17日のダイヤ改正で消えてしまう大阪~新潟間を走る急行寝台「きたぐに」と、
大阪~青森間を走る寝台特急「日本海」。

格安長距離バスや新幹線に利用客を奪われ乗客数の減少が続き、
とうとう廃止に追い込まれた。

私も新潟まで夜行バスを考えた事がある。
確かに安い。

しかし、大阪から青森までの直行バスはないし、新幹線の乗り継ぎも味気ない旅に
なってしまうので使いたくない。

と、したら私は青森まで行くには飛行機しかないのか?

夕方乗り翌朝青森に着く「日本海」は、廃止して欲しくはなかった。

その廃止目前の「きたぐに」に乗り、山形へ行ってきました。

山形の話は後にして、復路京都で途中下車し、今が盛りだろう「北野天満宮」
の梅を見に行きました。

「きたぐに」の京都着は6:16。

まだ観光客は動いていません。

まだ梅は7分咲きとの事。

2月25日の梅花祭は、きっと固い蕾状態だっただろう。

大阪城の梅林などで見る多品種の梅に比べると、こちらの梅の花は小さく見劣りする。

古木が多いせいかもしれないが、花付きの少ない木も多い。

しかし、国宝を背景に構図は決めやすいし、見た目も映える。

 

 

梅園は10:00~で、まだ入れない。

外から眺めるだけで充分かもしれない。


熊川宿

2012年03月10日 | 旅-関東・中部

 小浜から若狭の鯖を京まで運んだ鯖街道。

その宿場町だった「熊川宿」にやって来た。

1589年、若狭の領主浅野長政は、この地が交通と軍事において
重要な場所である事から諸役免除して宿場町とした。

40戸ほどだった寒村は200戸を超える町となったらしい。 

前川と呼ぶ用水路が街中を流れる。

 

 

「行きよい、買いよい タカケン」と読めるが・・・。 

この御蔵道を行くと国道303号線へ出て、北川へ。 

 

 

 

 

 昭和初期に建てられた宿場館、現在は若狭鯖街道資料館。

時は止まっています。 

 

 

何の看板だろう・・・? 

「たばこ」だろうとズボラッチさんに教えていただきました。

男性、たばこ吸ってますね。

しかし、お洒落な看板だ事。

美しい街並みが保存されていた。

相変わらず相方は見たくないようで、車で寝て待っていた。

時間とお金を使いやって来ているのだから、
見なくては損のような気がするんだけど・・・。

近くに道の駅「若狭熊川宿」があり、ここに車を停めて散策するのも良いが、
街並みの中にも3箇所ほどPがある。

鯖街道である朽木村は通らず湖西へ出た。

JR湖西線越しに伊吹山がそびえる。 

眺めの良い道だ。

山代への旅はこれで終了です。

明日の晩から、さようなら「きたぐに」の旅に出かけます。

 

 

 

 


瓜割の滝

2012年03月09日 | 旅-関東・中部

 加賀インターから北陸道に乗り武生インターで降りる。

武生インターで降りた目的は越前おろし蕎麦。

「御清水庵」は定休日なので「たかせや」へ。

3度目のたかせや、ちょっと飽きてきたかな? 

再び北陸道で敦賀インターまで。

敦賀で降りて国道27号線(丹後街道)で上中町にある「瓜割の滝」を目指す。

うっそうとした杉木立の中を歩き、名水百選に選ばれている「瓜割の滝」へ。

滝というので上方を眺めるが見当たらない。

 この落差の少ない滝が「瓜割の滝」なんだ。

 

 水中には珍しいベニマダラという藻類が繁殖していて、この為水中の石が
赤く染まっているというが、この程度の色の石なら案外どこにでもあるような。

 

 どなたが着せたか紅い帽子がよく似合う。

 周辺は若狭瓜割名水公園として整備され、車を停めた駐車場に水汲み場があり、
ここでペットボトルに水を頂いて帰る。


山代温泉の朝

2012年03月08日 | 旅-関東・中部

夜のうちに雪が降ったようだ。

 

 中庭も雪化粧。

 庭に出てラウンジ方面を見る。

 

 

白銀屋のチェックアウトは12:00。

朝食後、温泉街へ出てみる。

正面の建物は新しい総湯で右手は以前からある総湯だが、こちらも建て直しして、
入浴するだけでなく温泉の事を学ぶ「体験型温泉博物館」になっているようだ。

入浴料金500円。
白銀屋の湯で満足していたので、500円は高いんじゃない?って思い
入らなかったが、温泉博物館となれば、一度見てみたい。

元からある総湯ではせっけん類が使えないらしい。
と、いう事は源泉掛け流しなのだろうか?

 魯山人の寓居跡「いろは草庵」へやって来た。

今はない宿「 吉野屋」の別荘で、魯山人はここに8ヶ月程滞在した。

須田青華をはじめ、山代の宿の旦那衆は別荘の魯山人を訪ね、芸術を語り
酒飯茶を楽しむ「サロン」だった。

 

魯山人は書家・篆刻家として山代温泉招かれ、ここに座り宿の看板を彫っていたらしい。

白銀屋のギャラリーにかかっていた看板類の写真。

一番右にある「青華」の見事な出来映えに青華窯の仕事場に入る事を許され、
看板を彫るかたわら青華窯に通い陶芸に魅せられていく。

魯山人の器の原点はここ山代温泉だった・・・んだ。 

器だけではなく、金沢の料亭「山の尾」の主人「太田太吉」に料理を学び、
洗練された加賀の食文化に傾倒していった。

いろは草庵のパンフ参照。

 

庭を眺めていると、スタッフがお茶を出してくださる。

ここいろは草庵オリジナルのお菓子。

こちらのスタッフは親切で何を聞いても答えてくださった。 

魯山人と山代温泉のかかわりがよく分かり、行ってみて良かった。

 温泉寺から服部神社へ続く石垣。

小判型に成形された石が並ぶ。

白銀屋に戻り、ふとんの中の相方を起こし、もう一度湯を味わいに風呂へ行く。

白銀屋、味よし、湯よしでお気に入りの宿になった。

 


屯倉(みやけ)神社の梅

2012年03月07日 | 

ご近所の屯倉神社の梅はどうだろう・・・?

 

満開とまではいかないかなぁ。

 

 

 

 

 

 

境内ではテントやら机を片付けている様子。

どうやら梅まつりは終わったようです。

しかし、梅はこれからが本番。

しばらくお天気も良くないみたいだし、寒の戻りもありそうなので
満開になるには、後1週間ぐらいかかるでしょうか?

 


大阪城梅林

2012年03月06日 | 

 例年より19日遅れて開花宣言が出た大阪城梅林へ。

今日は梅林に一番近いのではないかと思う地下鉄「大阪ビジネスパーク駅」からアクセスする。 

 朝まで雨が降っていたので、水滴がついた花狙い。

 

 

こちらは、一番好きな「本黄梅」。

この梅林には1本あるだけ。 

 

 

 

多くの人がカメラを向ける撮影スポットで私も・・・。 

 

 

 

傅紛(ほふん)という八重咲きの品種。 

蕾の木も多い中、早くも散り急ぐ品種も・・・。 

 

 

 咲きはじめという感じの木が多く、この先まだまだ楽しめそう。

大阪市音楽堂近く、人待ち顔のにゃん。 

おっほ、あんよが長いね。 

 JR森之宮駅前、自転車の後ろに座るお洒落なワン。よく似合ってるよ~。


白銀屋の風呂

2012年03月06日 | 宿-北陸

風呂は2箇所あり、チェックイン時女性用だった「吉祥の湯」は内湯のみのこじんまりした風呂。

古代檜の湯船。

小さく見えるがゆうに20人は入れるだろう。

洗い場は5箇所ほど。

シャワーの勢いはすさまじい。 

アメニティも揃っているが、洗顔用の石鹸が浴室内にあればよいのに・・・。 

湯上りには冷えた棒茶。

一方、こちらは22:00に男女入れ替えになる「尚武の湯」で、脱衣所、浴室全て広い。 

タオル・バスタオルは浴室に完備。

「吉祥の湯」には見当たらなかったセイフティBOXもあった。

こちらも古代檜の浴槽。 

洗い場も広い。 

総湯と同じ源泉が注がれ、どちらの浴室も24時間入浴可能。

湯船の縁から惜しみなく流れ去る源泉。

白銀屋には風呂付の部屋もあるが、その湯は非温泉。

そして貸切風呂というようなものはない。

全ての源泉はこの2つの大浴場で贅沢に使われる。

部屋つきの風呂と有料の貸切風呂だけが源泉掛け流しで、大浴場は
濾過・循環というふざけた宿もある中で、白銀屋の湯使いは素晴らしい。

「尚武の湯」にだけ露天風呂がついている。 

ちょっと熱い目で、寒い時期の朝にはもってこいの湯だった。 

何度、風呂に入っただろう。

風呂は混雑とは無縁で、ほとんど貸切状態で温泉を楽しんだ。

部屋付きの温泉ではない風呂で満足しているのだろうか?

館内に活けられた花は清楚で伸びやか、どれも素敵だった。

チェックイン時、お抹茶を点てて頂いたあのご婦人が活けられたものだろうか?


 

  • 源泉名:山代温泉 新1号源泉
  • 温度:64.3度
  • PH=7.8
  • 泉質:Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉
  • 成分総計:1312mg/Kg
  • Na=327  Ca=79.4  Cl=186.5  硫酸イオン=587.1

 


白銀屋の朝食

2012年03月05日 | 宿-北陸

朝食は泊まった部屋のまん前にある「紅有也(くうや)」で。 

上の写真、2階が食事処「紅有也」。 

 

べんがら色で統一された落ち着いた空間。 

 

夕食に大満足だったので、朝食も・・・と期待したが、案外フツーなのでちょっとがっかり。 

これなら先日泊まった片山津温泉の「季がさね」の朝食の方が良かった。

もずくの味噌汁はおいしくてお替りした。

アジにてこずった。

焼きたてが供されるのだが、先の尖っていない割り箸では骨がとりにくい。

元来魚はそう好きではないので、魚の食べ方は凄くヘタ。

魚好きの人はほんとにきれいに食べ感心させられるが、私は皮も食べられず残してしまう。

魚は骨のない切り身で出して欲しい。

ロビーにコーヒーが用意されていた。

朝食後には出なかったコーヒー。
そして、ロビーで用意している・・・と、いう案内もなかったので、てっきりモーニングコーヒーのサービスは
ないのだろうと思っていたが、あるのならはっきり案内して欲しい。

大きなカップで、食後のコーヒーとあって結構濃い。 

部屋に持って帰って楽しむ。


白銀屋の夕食

2012年03月04日 | 宿-北陸

 夕食は食事処「銀庵」で。

通路を挟み両側に個室が並ぶ。

星野リゾートの施設とあって客層は案外若く、小さな子供連れを何組か見かけた。

子供の大きな泣き声が食事処に響く。

癒しやくつろぎを求めて投宿している身には顔をしかめたくなる。

子供お断り・・・は無理だろうが、せめて子供連れは部屋食にするとかの
配慮があってもよいのでは。

上の写真に日本酒のビンが並んでいるが、日本酒は高かった。

一番安い銘柄でも1合1000円。

ちょっと高過ぎるのではないか?

文句ばかり書いたが料理は抜群においしかった。

まずは先付けの「白バイ貝」。

八寸も手が込んでいる。

右手前の「ずいきの土佐和え」など、これだけでもよいからもっと食べたいと思った。 

上の小鉢は「くずし茄子」にとんぶりとトビコをあしらったもので、茄子はトロトロ。

 

椀物は「南京のすり流し」。

大根餅の揚げだしにカニ身添え。

蓋をとり、思わず声が出る見た目の美しさ。

もちろん、南京の風味をそこなわない控えめな味付けでおいしい。

刺身はどれもよく活きていた。 

「カニの養老蒸し」。

山芋にカニ身ときくらげを混ぜ蒸しあげたもので、ミツバを刻んだ「ひすいあん」がかかり、
口の中で「ぶぶあられ」がはじける。

「カニの絹糸揚げ」。

衣は素麺かと思いきや、カダイフという小麦粉原料の細い麺で、
中近東あたりの伝統的な食材らしい。

おしのぎは「越前おろし蕎麦」。

花かつおが立派過ぎて、蕎麦の食感のじゃまをする。 

「活カニの源泉蒸し」。

茹であげたカニが運ばれ、テーブルの上でもう一度源泉を掛ければ
じゅ~っと湯気があがり、おぉぉ~っと客が喜ぶ仕掛け有り。

このカニはおいしかった。

そして二人で一杯のカニの量もこれぐらいで丁度良かった。

冬の献立は「蟹懐石」。

無料で「特選蟹懐石プラン」にアップグレードできるプランもあったが、
カニばかりでも・・・と、あえてスタンダードな1泊2食プランにしたが、
随所にカニが使われこれで充分だった。

 

デザートは5種類の中から選べる。

上は「栗のあんみつ仕立て」。

栗を使った甘いものが色々皿の盛られて楽しい。

こちらは「フルーツの入った梅酒ゼリー」。

フルーツもゼリーもたっぷり。

はぁ、おいしかったです。

洗練された細やかな料理、味も薄味でおいしくて大満足。


白銀屋

2012年03月03日 | 宿-北陸

 北陸道片山津インターで降り山代温泉を目指す。

山代温泉の総湯は入った事があるが、宿泊するのは初めて。

白銀屋の創業は1624年。
宿として390年近い歴史を持つが、今は星野リゾートが経営している。

木造2階建ての本館(上の写真右側)や茶室は、180年程前に建てられ
国の有形文化財に指定されている。

べんがらで塗られた壁の中はどんなんだろう・・・と、ず~っと憧れていた。

正面、フロント。 

右手、土産物を売る売店。

ロビーにはお雛様が飾られている。 

チェックインすると、このラウンジでお抹茶の接待があった。 

ラウンジから中庭を眺める。

毛氈が敷かれた右手に有形文化財の茶室があり、この茶室でお抹茶を頂く・・・と、
宿のサイトにあるが、この日はラウンジでの接待でちょっと残念。 

お雛様をイメージしたお饅頭。 

お抹茶を頂いた後、館内の説明を受け部屋へ案内される。

白銀屋の中では一番リーズナブルな「廬山人クラシック茶庭2階」の「紅梅」。

部屋は14畳間と広い。 

 

広縁もゆったり広い。

この下に庭園が広がっているのだが、この部屋からは見えない。 

トイレの手洗いにも歴史を感じる。 

広縁の奥に洗面所。

古い建物だからか?隣室の声・音がよく聞こえる。

隣室で使うドライヤーの音が丸聞こえ。

もちろん話し声も。

ウォシュレット、冷蔵庫、電気ポットと私に必要なものは全て揃った快適な
部屋だったが、「ちょっと~・・・。」などと大きな声で喋れなかったのは苦痛だった。

煎茶・ほうじ茶と用意されている。 

浴衣と作務衣、どちらでも・・・と、いう事だが、若い人は作務衣、中年以上は浴衣を
着ていたように見受けられた。

タオルやバスタオルは大浴場に用意されているので、風呂へ行くのは手ぶらで。

初め、何か分からなかった。

杯のような入れ物にラムネのようなモノを入れ、「本日汲みたて源泉」を注ぐと

フェイスマスクの出来上がり!