国立第一代々木体育館で『日本体操祭』が開催され、家族の所属する「湘南ジャズ体操ファミリークラブ」が、今年も出場したので観戦してきた。
これまでも話には聞いていたが、この体操祭は全国から110を超えるチームと約6000人が参加し、
様々な体操の発表の場で、その規模や内容は文句なしの日本最大の体操祭であろう。
今年は、伝統体操の発祥地のデンマークチームやシンガポール、中国の招待参加や歌舞伎俳優による演技など
国際的な体操祭で、その参加者も幼稚園児から中高年までの老若男女の幅広く大変興味深く大きな感動をもらった。
あの広い体育館一杯に繰り広げられる演技の数々は、そのリズムといい、演技の組み立てや集団の美、
躍動感、カラフルなユニフォームなどのパフォーマンスが素晴らしかった。
コンテストとして演技を競う競技大会ではないが、ここまでの演技の企画や曲の選定、チーム和の表現、
ユニフォームの作成とその練習過程を想像して、どれ程の期間と努力があったのだろうと考えて、大拍手を送りたい。
招待された歌舞伎役者による伝統芸能と体操を組み合わせたところの刀やなぎなたを使った立ち回り演技は、すばらしく観客の大きな感動を呼んでいた。
演技の合い間に行われた『みんなの体操』では、アスリートや演技参加者、体育学生、子供達などが、
フロアー一杯に広がって 楽しそうな顔・顔・顔が見られた・・・・
我がクラブは、子供チームと大人チームと混合チームの3チームが演技したが、どのチームもそのすばらしいチームワークの美にスタンドからは、大きな歓声があがっていた。
クラブはこれまでも湘南地区を中心に、数々の実績を誇りその活躍は有名であるが、
今回の演技の前に見られた緊張した顔と演技後の充実感のあふれた顔が印象的だった。
この祭での課題は意外なところにあり、それは写真撮影だった。
一般的にスポーツイベントや祭では、写真撮影に制限があるとはおよそ考え難いが、この体操祭では、厳しく制限されているのだ。
大会事務局によると、これまでも一部の心無い人々が盗撮して、営業行為やWebへの掲載などがあったそうで、
対応として関係者や家族であっても、厳重に事前許可制と指定場所以外での撮影禁止措置が行われていた。
場内では、あちこちで家族などが警備員に注意をうけるトラブルが見られた。
あるチームの演技には、中高年の方でフロアーを一緒に走るのにも ユーモアのある姿が見られたが、
老若男女が楽しくリズムを踏んで体操に汗する楽しい祭であって欲しいと願って止まない。