吾妻山を後にして、二宮のパワースポットとして有名な相模國六社の二之宮「川勾神社」に向かい里山のみちを走り、途中ふたみ記念館(美術館)に立ち寄ってみました。
昨年オープンしたばかりでしたが、二宮の画家である二見利節氏の約50点の油彩画が展示されており、非常に個性豊かな作品が多かったが、この日は一回りして川勾神社へと走る・・
切通しを超えて約2Kmで目指す川勾神社に着くと、境内はそれほど広くはありませんでしたが、創建以来1000年を超える古刹で、延喜式にも記載されている相模國の二之宮だそうで、町名の由来にもなった境内には気持ちがスカッとするパワーが感じられます。
特に、神門が趣のある茅葺きで出来ていることに驚きましたが、由緒によるとこの門には隋神の神様が宿るそうで「隋神門」と呼ばれていました。
また、境内には古い鳥居が扁額と共に保存されていましたが、かなりの由来があるようです
神に参拝してパワーを授かって二宮の海、梅沢海岸へと向かうと、快晴の相模湾はどこまでも青い海原が拡がり、自然が織りなす絶景が見られました。
遠くには、海釣りの名所である突堤が見えて静かな白波が青い空と蒼い海に映えて表現できない最高の海岸風景が望めてうっとりする程でした。
あれから何年でしょうか?過って、この砂浜ではなく砂利浜を走るビーチマラソンが行われており、近場のユニークなマラソンとして、波打ち際や砂利の上を走ったが、津波などの心配もあり中止になっているが、思い出しながら砂利浜を大磯ロングビーチ方面へ試走してみました。
東海道に戻り二宮駅へ走り、もう一つの目的地として、駅近くの梅の名所「徳富蘇峰記念館」へ立ち寄って見ましたが、こちらは梅や水仙の開花は程遠く平年より2週間ほど遅れているそうで、ぶらりと梅園を覗かせてもらいました。
駅に戻ると、駅前広場には「ガラスのうさぎ像」が立ちますが、案内によると、太平洋戦争で疎開していた二宮で機銃掃射を受けて父を失ったという悲惨な経験をした少女が、父の形見である、いびつになったガラスのうさぎを抱えているそうです。