今年も確定申告の時期となり、日頃あまり整理が良くない管理者にとっては、関連書類の確認やら税制の改正点の理解などで、今月に入り慌ただしい日々を過ごしていたが、ようやく先日、昨年から始めたe-Tax を利用して申告を済ませました。
申告時期になると、税務署は大混雑となり長蛇の列となるが、その煩わしさを避けて申告書は国税庁の作成コーナーで作成して税務署へ持参していたが、昨年からはe-Tax (電子申告)での申告書提出に切り替えていたところ・・・
しかし、一年に1回の事ゆえに、昨年も開始届や電子証明書の取得、初期登録などの慣れないゆえの面倒なことも多く、四苦八苦した上での手続き完了となっていた。
特に、今年は、生命保険料控除の仕組みが改正されており、保険料の支払時期により仕訳が必要だったり、医療費控除を受ける個別医療費の計算を税務署指定のExcel に入力など手間暇が想像以上にかかり簡単ではないのである。
国民納税者が所得など計算して納税額の申告を行うことは当然の義務であり、慣れない複雑な仕組みとはいえ、義務を終えてホットしている。
沈没しかかっている日本丸は、世界一の借金王国となり危機的状況を未だ脱していないが、安倍新政権には、一日も早く日本経済の立て直しを期待したい。
安倍政権の経済政策であるアベノミクスで掲げる「金融緩和」、「財政出動」、「成長戦略」の三本の矢が動き出して、ここのところ円安・株価上昇が続いているようであるが、デフレ脱却のための成長戦略をどう進めていくのか注目されている。
2013年度の予算案も閣議決定されたが、内容を見ると一般会計では未だ歳入92.6兆円に対して、国債依存度は、46%となっており、基礎的財政収支(プライマリーバランス)の改善は全く先が見えないのである。
国と地方の債務は、1000兆円に近い状況で、対GDP比も2倍だという・・・・消費税の改正など税制改正も論議されているが、経済再生と共に国民の一人一人がこの財政状況を理解して、高福祉高負担に耐える心構えが必要であると考えている。
政府の強いリーダーシップで、日本再生のための政策の実現と調整を納税者の一人として期待したい。