東京マラソンまで2週間を切って走り込み不足の中で心身ともにプレッシャーを受けており、寒風吹き付ける寒い朝でしたが、最後のLSDをやるしかないと、この日は目久尻川から寒川神社へとジョグってきました。
我が家の近くのロウバイもようやく開花し始めて、仄かな香りを発してくれ元気をもらって走りだしていた。
途中、道路際の牛舎を覗いてみると、牛たちも突然の訪問者に驚いていたが、寒そうに震えているようでした。
目久尻川へ出て河畔のふるさと緑道を走るが、富士山の姿もなく川面に浮かぶカルガモも丸くなって寒さを凌いでいるようでした。
宮山大橋付近にあるケヤキの森は、むかしの目久尻川の蛇行の流れを保存した処だそうで、こんもりとした樹業が取り囲み面影が残っています。
寒川大橋の袂には、双体の地蔵堂があり、庚申塔や道祖神、馬頭観音などかなり由緒あるもののようで、庚申塔には「右なんご 左あつ木・八王子」と記されていました。
さらに寒川神社参道の端午橋脇にも興味ある道祖神がありましたが、寒川周辺には、実に道祖神や庚申塔が多く見られますが、その歴史の深さを感じられました。
寒川神社参道から本殿へと進むと、先月訪れた初詣の光景が嘘のように、参拝者も疎らで境内も静かな雰囲気が漂い神の世界でした。
相模の国一之宮としての風格があり、何度訪れてもそのパワーには圧倒されるようで、明治神宮に次いで大好きな神社で、パワーを授かっています。
八方除に因む方位盤と四神の彫塑と渾天儀を象徴する「方位盤と渾天儀」の四隅を龍が天空を支える故事にならっているそうです。
境内の国旗掲揚塔の台座には、「君が代」の歌詞や音符が刻まれており、昨日の建国記念日の光景を思い浮かべていた。
参拝後、里山の田園風景を眺めながらひたすらペースを刻んで走っていると、突然「ケ~ン・・ケ~ン・・」と微かな鳴き声が聞こえて、立ち止まって観察していると、何と国鳥のキジが目の前に飛んできて、ビックリでした。
何か開運を招いた気分となり、疲れも忘れて寒川(寒い川)から無事帰ってきました。
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