575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

オオタカ(蒼鷹)          草女

2008年11月28日 | Weblog
 たまたま鶴舞公園と八幡山の間の道路を通ったら、カメラマンが3人いてレンズの先に青っぽい鳥がいた。ともかく車を止めてもらいカメラと双眼鏡を持ちおりた。
 オオタカ(タカ目タカ科)の雄の若。オオタカの胸の縞模様は成鳥になると細かい横斑になるが、この個体は縦斑。雌雄の区別は6cmほど雌の方が大きい。若いまでは、わかったが、雄だとはカメラマンに教えられた。ついでに聞き出したのは、早朝ドハトを捕まえてから、5時間もこの場所で食べ続けているこいうこと。 私がいた間は食べないで、回りを見ていた。1人のカメラマンが言うには、体が重くて飛べないと。確かにハトはほとんどかたちがなく、オオタカの胸の上部が異様に膨らんでいる。でも、それが本当かどうかは、残念ながらわからない。

  今年の5月、平和公園の東邦高校近くの谷でオオタカが3羽の雛を育てていた。ウオッチグに行ったときは、白い産毛は抜け、茶色で親と同じくらいまで大きくなっていて、巣立ちまじかの様子だった。あの雛達はどうなったかと気になっていた。こんな近くでじっとしているオオタカの若鳥があの雛の1羽に思えてきた。平和公園は親のテリトリーだから、鶴舞公園にきたかな?そんな単純のものではないだろう。吹上公園や名古屋駅の上空を鷹が飛んで行くの見たことがある。気がつかないでいるだけで都会にも、猛禽類がいる。猛禽が生きていくためには、公園の緑とドバトがいる。鳩に餌を与えるのは悪いばかりではない。

 オオタカ(蒼鷹)という名だが、青い鷹からアオタカ⇒オオタカになったという説と雌が烏大で大きいのでオオタカになったという説がある。車から見たときは青いと思ったけれど、連れ合いはホロホロチョウと思ったと言っていたから見方はいろいろだ。

 天の鷹雄のさびしさを高めつつ     野見山朱鳥
 鷹の目の佇む人に向はざる       高濱虚子
 吾もともに鷹のうかがふ空を見る    峠
コメント
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