575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ヒメウラナミジャノメとの出会い。     草女

2008年11月07日 | Weblog
 5月ごろ海上の森でヒメウラジャノメの写真がバッチリとれた。

 「ヒメウラナミジャノメ」(姫裏波蛇目)とは植物ではなくて蝶の名前。
 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科で、羽の表は濃いベージュに蛇の目が目立つ。羽の裏は灰色に黒い線で細かい波があり表と同じ蛇の目がある。

 何故かこの蝶を撮ったことから、蝶撮影のスィチがはいった。
 今までにスミナガシやヒオドシチョウ、花に群がり密を吸っていた他の美しいチョウたちを撮ったことがあるのに、なぜこの蝶から真剣になったのかなのかわからない。 
 何故と何度も問い返してみたが、結局答えは浮かばない。
 縁というものはこんなものかも知れない。 
 ともかくこの時のヒメウラジャノメの写真のせいで、現在の蝶ウオチィングの扉が開いた。山へ行っても、森へ行っても、公園へ行っても、植物を探すと同時に蝶を追う。                                  おかげで、図鑑は増え、写真見直す楽しみは植物だけのときに比べ倍増した。  以前は虫が苦手で、蝶の撮影は避けてきた。今のカメラは性能が良いので蝶の胴体の毛までバッチリ撮れてしまうこともたびたび。そんな時は背中が寒くなりもぞもぞするのである。
 今でも少し後悔するが、写真の個体が何かを調べる好奇心のほうが勝る。

 蝶のお陰で、すごーく楽しかったシーズンももうすぐ終わり残念だ。
 今日はもう立冬。でも言うではないか、冬来たりなば春遠からずと。 

   蝶追えば林の中に冬の立つ   
コメント (2)
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