575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

八ヶ岳北横岳神秘池  能登

2011年12月05日 | Weblog
11月22日、八ヶ岳の北横岳に登って来ました。
と言っても、ラピタス蓼科ロープウェイが2240メート
ルまで何の苦もなく連れてってくれますので、後は標高に
して240メートル、距離2キロメートルほど登るだけの
楽々登山です。
頂上は快晴、気温-3度、風強く体感温度は-10度以下。
南東側には南アルプスから中央アルプスのパノラマが広が
り、北東側は真っ白な樹氷に覆われた灌木帯が続きます。
あまりの寒さに山頂には長居出来ず、近くの北横岳ヒュッ
テ(もう営業終了)のベンチで昼食休憩をとりました。
そのヒュッテから分岐路があり、七ツ池まで近いとの標識
に誘われ、樹氷の中の小道を辿ると、突然、神秘の池が出
現したのです。
樹氷の木々に囲まれ、全面結氷寸前の無人の池が、静かに
佇んでいました。誰に見せるでもなく、何を主張するでも
なく、ただ、美しく其処に在るだけでした。
静寂、清冽、不動、無私。
しばし我を忘れました。 
3.11以来、あまりにも美しい自然は、その存在そのも
のを不思議に感じてしまいます。

写真はヒュッテから2番目の比較的大きな池。名前通り七
つの池があるようですが、この季節は途中から通行禁止の
立て札があって、全部は廻れないようでした。
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待ち人は未だ来たらず神無月   狗子

2011年12月05日 | Weblog
待っているのは、一体、誰なんでしょう?
読み手に皆さんは、さまざま。

晩婚の私としては、即いただきました(笑)。
「残りものには福がある神在月」ナンテ、と値遇さん。

日本の現状を見ると、リーダーシップのある総理が待たれる。
しかし未だ・・・と晴代さん。

良縁を求めている。
しかし・・・おみくじに待ち人来たらず、と、あるその気持ち。
この麗子さんの読みが、作者の意図に一番近いそうです。
少し神様を皮肉って、と狗子さん。

題詠の神無月。
神がいなくなる、不在が、日ごろは意識することの少ない神の存在を
改めて感じさせてくれました。
日本の神様たちは、まだまだ死んでいないようです。

次回の題詠は「クリスマス」
私の子供の頃は、お父さんが盛り場で盛り上がり、
お土産にケーキを持って帰るの図でした。
その後、いろいろあって・・・
今年は「絆」の聖夜となりそうです。   遅足


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