575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

クリスマス句会   麗

2011年12月22日 | Weblog
昨日行われた忘年句会。
新たなお仲間がまたお一人増えました。
須美さんです。どうぞよろしくお願いします。

さて今年の忘年句会は「クリスマス」が兼題でした。

海兵隊、節電、乗り場、カード、園児、星々、男女、ケーキ、鍵、旅支度と
ここから連想されるものは何でしょう?と質問したら「クリスマス」と出てくるでしょうか?
それだけバリエーションに富んだ面白い句会でした。

トップ賞の遅足さんの

   イブの夜の星の乗り場で待っている

はなんとロマンティックで銀河鉄道を思い起こさせる俳句でしょう。「星の乗り場」に私も行ってみたい。
遅足さんならではの一句です。
地下鉄で「乗り場」という文字を見たそうでそれを入れたかったとのこと。
でも実は人生のお迎え?かもと。亡くなれば星になると言われるのでそんな気もしますが。。。。私にはファンタジーな俳句に感じられました。

自由題の方は

郁子さんの

   冬銀河すくい祈りの手を合わす

今年の大震災の年末にこの俳句を作られた郁子さんは「腕をあげたね~」と安藤さんからもお褒めの言葉。脱帽です。
私も銀河をすくってみたい。
来年も星の数ほどある言葉のなかから
何をすくいあげるか、そしてそこに思いをこめるか。またがんばりたいと思った刺激的な今年ラストの句会でした。

最後に今年の575の句会から生み出された格言を書いておきます。

1,形容詞は腐りやすい(副詞も)
2,謎は一つにする
3,白い紙に書いて熟成させる

さあ、来年の「福寿草」句会。新年が楽しみになってきました。
いつも俳句をまとめて下さっている安藤さん、遅足さん今年もお世話になりました。
コメント
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