575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

林檎とろとろ   

2011年12月13日 | Weblog

  ・ 窓は雪琺瑯鍋にとろとろと林檎の時間炎の時間

中日歌壇の小島ゆかり選、首位の作品です。
作者は松田宗匠。なんと若々しい感性。そして独自の修辞。
この欄への登場は何回目のことだろう。もう歌人の域です。

選者は「林檎のジャムを煮詰めているのであろうか。<窓は雪>という初句切れと、
対句による<時間>のリフレインが、童謡にも通う見事なリズムを生み出した」と今回も絶賛。

鳥野としては、俳句の精進で得た、表現や構成の成果のようにも思われます。

中日新聞購読の多くの方々がご承知のこととは、思いますが、
敢えて。お知らせまで。

                 鳥野



コメント (1)
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