・ 窓は雪琺瑯鍋にとろとろと林檎の時間炎の時間
中日歌壇の小島ゆかり選、首位の作品です。
作者は松田宗匠。なんと若々しい感性。そして独自の修辞。
この欄への登場は何回目のことだろう。もう歌人の域です。
選者は「林檎のジャムを煮詰めているのであろうか。<窓は雪>という初句切れと、
対句による<時間>のリフレインが、童謡にも通う見事なリズムを生み出した」と今回も絶賛。
鳥野としては、俳句の精進で得た、表現や構成の成果のようにも思われます。
中日新聞購読の多くの方々がご承知のこととは、思いますが、
敢えて。お知らせまで。
鳥野