575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

我が家の春信    麗

2014年02月06日 | Weblog
春に信じると書いて春信。春の訪れや梅など春の花が咲いたという花の便りのことを指す言葉です。
先日風邪を引いて寝込んでいたら近くに住む友人からメールがありました。
私が調子悪いことを知っていたその友人は「おかげんいかがですか?お玄関にお花を一輪お届けしました」とメールをくれたのです。
お玄関に行ってみると門のところに紙袋がかかっていて中に春らしい真っ赤なガーベラのお花が入っていました。わざわざ来てくださったのにピンポンをするわけでなくお花だけを置いていかれるその優しい心使いにありがたくて涙がでそうになりました。
以前私は知り合いが入院したのでお見舞いをと思って病院の下から「今近くにいるのでちょっとお見舞いにいくね」とケータイにかけて何号室?と聞いたら703号というので探したらどこを見ても7階の建物はないのです。おかしいな?病院を間違えたかな?と
もう一回電話してみたらなんと彼女はすでに退院していてマンションの部屋の番号を教えていたというとんでもないことがありました。結局マンションまでいくことになりさりげなくお見舞いをと思ったのが返って気を遣わせることになりこれからはちゃんと話そうと心に決めました。近くにいるのではなく病院の近くにいるとちゃんと言わなければならないな~と反省したことを思い出しました。
お見舞いのタイミングってなかなか難しいものですよね。
私を見舞って下さった友人はとても気のつく素敵な方なので見習いたいと思いました。そしてその花を花瓶にいけて殺風景だった私の家に一足早く春が来たかのように明るくなりました。これが我が家の最初の春信です。おかげで風邪もすっかりよくなりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする