575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

早春の鳩と深空を同じうす      遅足

2014年02月10日 | Weblog
今朝、庭の餌場に野良猫がやってきました。
町内で猫への餌やりが禁止され、数が激減。
そのなかで生き残っている猫、用心深い性格のようです。
雪のために食べ物がみつけにくくなったのでしょうか。
一心に芋の残りを口に運んでいきます。

そのあとに、やってきたのがヒヨドリ。
いつも最初にやってくる雀の姿が見当たりません。
こんな小さな庭でも弱肉強食。

春窮という季語があります。
春先に食べるものがなくなって飢えに苦しむ、という意味。
現代日本の人間社会からは消えた季語ですが・・・
世界には飢えている人たちが多数とも。

わずかに残っている雪も今日中に消えてしまうでしょう。
木蓮の枝には鳩が下界の様子を見ています。


コメント
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