575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

10月句会の最終結果です。     遅足

2014年10月17日 | Weblog
10月句会の結果です。8人の出席。
題詠は能登さん、自由題は亜子さんが最高点でした。
(写真はサンゴ草です)


題詠「冷やか」
①秋冷や黄瀬戸の肌の温もりを(えみ)能登・佐保子・智恵・静荷・郁子
②冷やかやあったかパジャマ揃えおり(麗子)佐保子・結宇
③冷やかに光の朝のカトラりー(晴代)鳥野・遅足・すみ・結宇
④冷やかに月蝕すすむ雲合間(佐保子)麗子・えみ・静荷・晴代
⑤冷やかや牧水の書を床の間に(遅足)智恵・亜子・立雄
⑥石像の兵らの佇立冷(すさ)まじや(亜子)能登・智恵・遅足・立雄
⑦冷やかに告白軽くいなされて(立雄)狗子
⑧冷(すさ)まじや千の団栗踏みしだく(静荷)鳥野・亜子・晴代・すみ・立雄
⑨冷やかに捜さないでの置手紙(狗子)静荷
⑩秋冷と天空へ上る(ノボル)野良着かな(結宇)郁子
⑪おはようの猫の鼻先ひやひやと(郁子)麗子・えみ・狗子・すみ・結宇
⑫冷やかに視線をはずす元夫婦(すみ)能登・狗子
⑬秋冷や警策(きょうさく)の音床に鳴る(能登)えみ・鳥野・佐保子・亜子・郁子・晴代
⑭幾年月青く冷えたる光追い(智恵)麗子・遅足


自由題  
①コスモスや風に飛翔のきざしあり(静荷)
②果てしなく果ての果てまで彼岸花(亜子)麗子・えみ・鳥野・佐保子・智恵・郁子・すみ・立雄
③木犀の香りに濡れる言葉です(遅足)麗子・静荷
④そっと置く父母の写真に彼岸花(立雄)晴代
⑤幾度も見に来し萩の散り果てぬ(佐保子)えみ・鳥野・能登・遅足・結宇
⑥失恋の肩にポツリと木の実かな(狗子)佐保子・郁子・立雄
⑦一葉づつ染めて散らして秋の雨(晴代)智恵・狗子・静荷・亜子・すみ・立雄
⑧秋麗駅に降り立つ父と母(麗子)遅足・亜子・郁子・結宇
⑨恋わずらい軽症ですが秋深し(えみ)麗子・能登・遅足・狗子
⑩卒寿母医者は要らぬとりんご買う(すみ)亜子・晴代
⑪白蝶の野分のあとの弱りかな(結宇)狗子
⑫秋風に唱歌の和音なぞりおり(郁子)能登・智恵・晴代・結宇
⑬御嶽山ひつぎの通る草もみじ(能登)えみ・佐保子・静荷・すみ
⑭カメラ群赤き陽狙い無言なり(智恵)鳥野

次回は11月19日(水)午後1時  東鮓
題詠は「なわとび」です。
竹馬とともに冬の子供たちの遊びとして季語となっています。







コメント
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