575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

12月句会近づく     遅足

2014年12月10日 | Weblog
今月の句会の題詠は「霜」です。
よく晴れた日の翌朝は放射冷却で気温が下がり、
霜が降りやすくなります。
屋根が霜で真っ白になった朝、初霜です。
霜晴れの寒い一日が始まります。

  一つ葉に初霜の消え残りたる  高浜虚子

子供の頃には「霜柱」をよく見かけました。
舗装された都会では、なかなか見ることが出来ませんが。

この他、朝霜、夜霜、強霜などいろいろな季語があります。

  霜強し蓮華とひらく八ヶ岳  前田普羅

霜の降りた朝、八ヶ岳がおおきな霜の花のようです。  
霜の一粒一粒をよく見ると美しい結晶に。これを霜の花。
また、寒い夜、霜の降りる気配を、霜の声といいます。

  伝うべきことは言葉に霜の道 遅足

             

応答の一日一句

  霜月や受信の切手寄せ集め      孝

  霜月や罅(ひび)に茶渋の志野茶碗  亜子 

コメント
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