575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

7月句会の最終結果です。   遅足

2016年07月23日 | Weblog
9人が出席。はじめての短歌会館。なれない感じもありました。
さまざまな猫が登場。老猫が最高点を獲得しました。


題詠「猫」

①木下闇隣の猫の目が光る(立雄)静荷・郁子
②夏落暉人は猫にやさしくなる(静荷)遅足・すみ
③ねむの花猫にはじまる認知症(遅足)結宇・等・亜子・狗子・立雄
④ホームレスの猫太りたり梅雨明ける(佐保子)静荷
⑤ぺしゃんこと見紛(まが)ふ猫の昼寝かな(亜子)等・すみ・狗子・晴代・郁子・立雄
⑥虹彩をしぼりて猫は夏空へ(郁子)佐保子・智恵・能登・遅足・麗子・立雄
⑦夏の日に買い物さぼり猫まんま(すみ)智恵・結宇・晴代・静荷
⑧半眼の猫の背を撫づ(ナヅ)夏の風(結宇)智恵・狗子・郁子
⑨夏の夜や化け猫どら猫キティちゃん(晴代)等
⑩馬籠宿猫仰向けの大昼寝(麗子)佐保子・能登
⑪改憲はどこ吹く風の猫の夏(能登)佐保子・麗子・亜子
⑫紫陽花や動物寺の猫半眼(等)
⑬老猫の水だけで過ぐ暑さかな(狗子)結宇・能登・遅足・麗子・すみ・亜子・晴代


自由題

①川床涼し流れる音のなお涼し(すみ)麗子・亜子・狗子
②吹奏の部活帰りにソーダ水(郁子)結宇・晴代
③人見知りする子預る狗尾草(静荷)
④ねぢ花の咲く芝生まで足伸ばす(佐保子)能登・郁子
⑤白昼のビル揺らめける炎暑かな(亜子)等
⑥眠る間も人は老いゆく遠花火(遅足)佐保子・結宇・麗子・等・すみ・亜子・静荷・晴代・郁子・立雄
⑦梅雨晴れ間子等の招きに足軽し(立雄)智恵
⑧地の涯て(ハテ)の少し手前に蝉の声(結宇)佐保子・能登・遅足・等・狗子
⑨かき氷キーンとワープするあの日(晴代)結宇・遅足・静荷・狗子
⑩サンダルの音静まれり美術館(麗子)智恵・亜子・郁子
⑪痩せ尾根の谷より登る青嵐(能登)佐保子・麗子・すみ・晴代・静荷・立雄
⑫胸に西瓜かかえし妻はやゝ猫背(等)智恵・能登・遅足・すみ・立雄
⑬宿題を山ほど持って夏休み(狗子)

番外 文月選歴史の転換ただ眺む(能登)

次回は8月17日(水)午後1時20分  
愛知芸文センター12階・催事室C(アートスペースC)です。
題詠は「夏の虫」です。夏の虫でも、かぶと虫、蝉、あめんぼ、蟻、とんぼ・・・
など具体的な虫でもOKです。




コメント
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