俳句を詠むことと絵を描くことは、驚くほど多くの共通点があります。それは共に自分が何に感動し、これをどう表現するかといううことから始まります。
まず絵の場合ですが、静物を描くときは最初に林檎や蜜柑などを持って来て、正確にデッサンし色を塗ります。或は外へ出
て写生をする場合は、大空のもと木や風景を見た通りに描きます。デッサンや写生が上手に出来るようになると、その中に自分の考えや見方を主張し、形をヂフォルメしたり光や影を強調します。もちろん静物では何をどう並べるか、バックは何色にするか、分量はどれ位にするかとか、野外スケッチの場合は、広い景色をどう切り取って、何をメインに描き何を省略するかなどを考えて描きます。
次は俳句です。俳句を詠む場合に一番肝心なのは、何よりも何処に感動したのかのポイントを絞ることです。そしてそれを丁寧に観察し新しいものを発見し、言葉を十分に選んでそれを正確に表現します。その際に絵と同様、何処を捨てるか、何を強調するかなどを考えることは勿論、先回の”姿先情後”で書いたように、自分の考えや主張を如何に打ち出すが大切になってきます。そして絵では出来ませんが、俳句では何度でも”推敲”つまり手直し、作り直しが出来ますので、せいぜいやって下さい。
そしていよいよ最後ですが、絵には色を塗らない余白が必要です。俳句の場合は”言い尽くさない”・・・、読者に想像させる余白、余韻がなければなりません。
最後の最後のワンポイントのアドバイス。絵でも俳句でも「赤}という色、文字が非常に大きな印象、効果があります。一度お試しあれ・・・。
紅梅の手折らば血汐出づるやも (等)
まず絵の場合ですが、静物を描くときは最初に林檎や蜜柑などを持って来て、正確にデッサンし色を塗ります。或は外へ出
て写生をする場合は、大空のもと木や風景を見た通りに描きます。デッサンや写生が上手に出来るようになると、その中に自分の考えや見方を主張し、形をヂフォルメしたり光や影を強調します。もちろん静物では何をどう並べるか、バックは何色にするか、分量はどれ位にするかとか、野外スケッチの場合は、広い景色をどう切り取って、何をメインに描き何を省略するかなどを考えて描きます。
次は俳句です。俳句を詠む場合に一番肝心なのは、何よりも何処に感動したのかのポイントを絞ることです。そしてそれを丁寧に観察し新しいものを発見し、言葉を十分に選んでそれを正確に表現します。その際に絵と同様、何処を捨てるか、何を強調するかなどを考えることは勿論、先回の”姿先情後”で書いたように、自分の考えや主張を如何に打ち出すが大切になってきます。そして絵では出来ませんが、俳句では何度でも”推敲”つまり手直し、作り直しが出来ますので、せいぜいやって下さい。
そしていよいよ最後ですが、絵には色を塗らない余白が必要です。俳句の場合は”言い尽くさない”・・・、読者に想像させる余白、余韻がなければなりません。
最後の最後のワンポイントのアドバイス。絵でも俳句でも「赤}という色、文字が非常に大きな印象、効果があります。一度お試しあれ・・・。
紅梅の手折らば血汐出づるやも (等)