575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

9月句会「菊」 結果発表!

2024年09月18日 | Weblog

2024年9月兼題「菊」

  1. 白菊のごとし介護の手をのばす  (遅足) 麗子・容子
  2. 白菊や咲きて寂しき庭となり(竹葉) 遅足・能登・容子・千香子・亜子・郁子
  3. 白菊やうねり祭壇飾る通夜 (須美) 晴代・童子・容子
  4. 白菊や残されし文字そのままに (麗子)
  5. 菊の墓「翼忘れじ」刻まれて  (亜子) 佐保子
  6. 菊日和早く来い来い菊日和 (佐保子) 泉
  7. 菊を摘む手際良きアジアの娘(むすめ)らは (容子)
  8. 菊食めば母の手料理弥彦山 (泉) 竹葉・晴代・佐保子・童子・千香子
  9. 菊の香や活けるそばから部屋満たし (晴代) 郁子・竹葉・麗子・能登・童子・泉
  10. 菊の香や万歩計つれ天守閣 (千香子) 須美
  11. 菊大輪翁は笑みてセピア色 (郁子) 晴代・須美・亜子
  12. 母晩年生きるよすがの福助菊 (能登) 郁子・遅足・佐保子・須美
  13. 菊を置く桐箪笥消ゆ母の部屋 (童子) 竹葉・麗子・遅足・能登・千香子・亜子・泉

 

自由題

  1. 狭き庭花野となりぬ日暮れ時 (佐保子) 郁子・童子・容子・須美
  2. 秋の児や一姫二太郎三茄子 (遅足) 麗子・佐保子
  3. 宝箱無事米になれ稔り田  (須美) 泉
  4. 届くのは勝手口から今年米 (童子) 郁子・佐保子・須美・亜子
  5. 何かせむ我生まれし日は獺祭忌 (容子) 麗子・能登・千香子
  6. 衰えぬ火勢さながら残暑かな (亜子) 竹葉・晴代・泉
  7. 葡萄食むXYの数はなに (晴代) 千香子
  8. 台風や心乱されふらふらと (泉) 竹葉・晴代
  9. 薬売り通ひし街や柿たわわ (千香子) 遅足・能登・童子
  10. 高架下の壁打ちの音夕茜 (郁子) 麗子・遅足・容子
  11. 逝き際の静かな化粧櫨(はぜ)紅葉 (竹葉) 郁子・遅足・能登・容子・千香子・須美・泉
  12. 吾亦紅せめてもの紅母遺影 (能登) 竹葉・童子・亜子
  13. 秋暑し遺品整理の手が止まり (麗子) 晴代・佐保子・亜子

 

 

 トップ賞は

  兼題「菊」  童子さん

  自由題   竹葉さん  

 おめでとうございます!! 

 

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