575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

投句が集まりました。  遅足

2017年11月15日 | Weblog
11月句会の投句が集りました。
やはりサミシイ句が目立ちます。


題詠「晩秋」

①晩秋の残り少なし白髪抜け
②晩秋のバトン引き継ぐ神宮路
③晩秋の展覧会やジャコメッテイ
④晩秋の水に落花の記憶あり
⑤晩秋や満天に聴く星の声
⑥晩き秋網戸外さむ手に重き
⑦晩秋の吐息集めて古ポスト
⑧晩秋や受けとめきれぬ定めかな
⑨泡立草黄をつくして秋深む
⑩晩秋の疎林鋭き鳥の声
⑪晩秋に赤黄駆けるアスファルト
⑫晩秋やゆるい曲がりの旧街道
⑬晩秋の飛騨牛うまし火の赤し

自由題

①木毎葉毎(きごとはごと)色違ひたる紅葉かな
②一葉(ひとは)落つ反骨の人風となり
③ひとはみなこゑとなりゆくすすきはら
④秋の空 耳鼻・眼・歯科の梯子かな
⑤秋の朝家族残して露天風呂
⑥破蓮の首うなだれて我に似し
⑦天地人菊花展前クラス会
⑧布団干す俎板を干す秋日和
⑨木の葉降る古民家カフェで一休み
⑩博愛の口開け朽ちる木守柿
⑪山里に時報こだまし木の実落つ
⑫日短の干すものすぐに影の中
⑬徘徊の道にあだ花帰り花

木枯し一号もすでに吹き、いよいよ冬の始まりです。
風邪が流行し始めています。
外出のマスクなど要注意です。
コメント
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