575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

11月句会の最終結果です。

2017年11月18日 | Weblog
句会の結果はご覧のようになりました。
易しそうで難しい季語でした。


題詠「晩秋」

①晩秋の残り少なし白髪抜け(能登)
②晩秋のバトン引き継ぐ神宮路(立雄)すみ・遅足
③晩秋の展覧会やジャコメッテイ(佐保子)遅足
④晩秋の水に落花の記憶あり(遅足)能登・智恵・すみ・亜子
⑤晩秋や満天に聴く星の声(亜子)能登・等・結宇・晴代・静荷・立雄
⑥晩き秋網戸外さむ手に重き(結宇)郁子
⑦晩秋の吐息集めて古ポスト(郁子)佐保子・結宇・晴代・静荷・亜子・麗子・立雄
⑧晩秋や受けとめきれぬ定めかな(麗子)能登・智恵・すみ・郁子
⑨泡立草黄をつくして秋深む(静荷)晴代
⑩晩秋の疎林鋭き鳥の声(晴代)等・遅足・亜子・郁子
⑪晩秋に赤黄駆けるアスファルト(すみ)佐保子・結宇
⑫晩秋やゆるい曲がりの旧街道(狗子)佐保子・等・智恵・静荷・麗子・立雄
⑬晩秋の飛騨牛うまし火の赤し(等)麗子

自由題

①木毎葉毎(きごとはごと)色違ひたる紅葉かな(佐保子)智恵・静荷・亜子・郁子
②一葉(ひとは)落つ反骨の人風となり(亜子)佐保子・能登・すみ・遅足・立雄
③ひとはみなこゑとなりゆくすすきはら(遅足)能登・結宇・晴代・静荷・亜子・郁子・麗子・立雄
④秋の空 耳鼻・眼・歯科の梯子かな(立雄)
⑤秋の朝家族残して露天風呂(すみ)遅足
⑥破蓮の首うなだれて我に似し(能登)智恵・すみ
⑦天地人菊花展前クラス会(結宇)遅足
⑧布団干す俎板を干す秋日和(静荷)佐保子・能登・等・結宇・麗子
⑨木の葉降る古民家カフェで一休み(麗子)佐保子・等・晴代
⑩博愛の口開け朽ちる木守柿(郁子)
⑪山里に時報こだまし木の実落つ(等)結宇・晴代
⑫日短の干すものすぐに影の中(晴代)すみ・静荷・亜子・郁子・麗子・立雄
⑬徘徊の道にあだ花帰り花(狗子)等・智恵

12月は20日(水)午後1時20分 YWCA2階201会議室です。
題詠は「茶の花」です。
コメント
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