575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

またも快挙!

2017年11月20日 | Weblog
中日歌壇 島田修三選
遅足さんの歌を見つけました。

  甘藍の重きを両の手にもてば水の地球の自転はじまる

{評}
 甘藍(かんらん)はキャベツのこと。
 この丸い野菜の感触や重量感から地球の自転へと展開する発想に魅かれる
とありました。


素敵ですね。
カンランなんて漢字変換でも容易に出てきません。
初めて知りました。
「水の地球の自転」のフレーズをさらりと詠みこんでしまう遅足さんの
頭の中は深淵な宇宙が広がっているのでしょうね。 



 
コメント (2)
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晩秋の残り少なし白髪抜け   能登

2017年11月20日 | Weblog
晩秋。木の葉も散ってさみしい季節。秋は深まり、冬はすぐ隣に。
白くなったわが髪。また一本抜けました。
句の意はそこにあります。
しかし、そこまで言ってしまっては
読者が想像力を働かせる余地がありません。
残り少なし、と言って
後は読者に委ねる手もありますが・・・。

髪といえば、こんな歌をつくってみました。

 サバンナの空にうっすらかかりたる
       筋雲のごとくわが髪はあり  遅足

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