575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

晩き秋網戸外さむ手に重き  結宇

2017年11月27日 | Weblog
夏の間、お世話になった網戸。
冬が近づき、片づけようと手をかけました。
思ったより、重く感じました。
晩秋の冷たい空気も手に感じたのでしょうね。

網戸が普及する以前は蚊遣りと蚊帳。
団扇を使って暑さをしのぐ暮し。
浮世絵のような風情がありますが、
網戸や冷房に慣れ切った私達には、
もう戻れそうもありませんね。

日常のなにげない所作に季節の移り変わりを
感じ取った感覚の句です。
              遅足

コメント
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