575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

尾張野の空に日傘をひらきけり  遅足

2023年08月03日 | Weblog

朝から日傘が欠かせない日々が続きます。皆さまお元気でいらっしゃいますか?

大阪から名古屋に来た36年前。大阪より名古屋の夏の方が暑いことに気づきました。尾張野の空に日傘は必需品です。遅足さんのこの句。空に日傘を開く。なんだかダイナミックな感じがしました。

容子さん:「尾張野」という言葉と、傘をひらく瞬間の風情が良いです。

千香子さん:尾張野という言葉は あまりなじみがありませんでしたが

尾張野の四季とかいろいろ使われていると知りました。

亜子さん:尾張野は尾張平野のことだと思う。日傘との取り合わせがすばらしい。ドローンで上から見るように揖斐川や木曽川、山並みまでが見えるスケールの大きな句。

 

そして、こちらは私の句。

       武家屋敷静かに日傘進みけり  麗子

母の故郷大分県杵築市には坂のある武家屋敷が残っています。その坂を静かに進む着物姿の女性をイメージして作りました。亡き母の幻影だったかも知れません。

童子さん:日傘の人もこの句を詠った人も麗人に違いないw。静かに進みけりが武家屋敷の空気を一切乱していない感。今回一番惹かれた句です。

 

ありがとうございました。麗人ではありませんが麗子でした。

皆様今日も一日乗り越えましょう。

 

 

コメント (2)
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