何十年も前のことになります。
会社の新人研修で「一日一回は本屋に行け」と言われました。「月に最低でも○冊は本を読むように」とも。世の流行や社会性を養うためにマスコミに在籍する限りは最低条件ということだったのでしょう。
今のようにインターネット検索が簡単にできない時代。本屋さんで新刊の雑誌や売れ筋の本など手に取って見ることで、育ててもらったように思います。世の流れか、お気に入りの本屋が消えていく寂しさ。郷愁とともに多くの方がこの句に票を入れました。
須美さん: コロナ禍の事でしょうか?あの夏が効いていると思う。私もそんな本屋を知っている。
能登さん: あの夏・・昭和20年夏のことでしょうか。近頃、町の本屋がドンドン閉店してさびしいかぎりですが、作者にとって
大事な本屋が閉店してしまったのでしょうか。 すべて、過去のものになっていく・・・。
晴代さん: 栄地下街の*鎌倉文庫*が消えていました。
亜子さん: 「あの夏よ」という表現で印象的な夏を思い出している。「坩堝の町」が具体的にはしぼれないが安保時代のデモなのか
はたまた、サンバのリズムあふれるカーニバルのようなお祭りなのか。。。作者もその坩堝の中にいたのかも知れない。
青春時代の思い出とともに町の本屋さんがなくなっていることを淋しく思う。
泉さん: 年々、本屋がなくなり 寂しい気持ちがわかる。
こちらは楽しい驚きの句
目の合いしこだぬきまさか夏の庭 千香子
童子さん: 夏の夢か、化かすのは狐かと思いきや子狸とは! 私もマンションのエレベーターで子狸と遭遇した経験があるので「まさか⁈」の気持ちがよくわかります。子狸の方がいいと思うの私だけかな。
佐保子さん: 猫なら時々現れますが、こだぬきと目が合うなんてよかったですね。
私もつい最近。そんな経験をしました。
まだ夜の気配が抜けきらないほどの早朝、蒸し暑さに耐え切れず散歩に出た時です。遊歩道の植え込みから何やら生き物が。お互いにギョッとなった瞬間、一気に100㍍くらい先にとんでもない速さで逃げ去りました。シャープな顔立ちにピンとはった耳。何より太いしっぽ。
キツネ??・・半分眠っていたので化かされたかな。 郁子