2024年12月兼題「冬の空」
- 冬天に美の神おはす浅間かな (能登)麗子 容子 泉
- 冬天に靴音軽き演奏会 (容子)竹葉 佐保子 童子 晴代
- 古書店の消えゆく街や冬の空 (亜子)竹葉 遅足 能登 童子 千香子 須美 晴代 泉
- 駅をぬけトンネルをぬけ冬の空 (佐保子)麗子
- セール告げ飛行せし機や冬の空 (郁子)
- 凍空を破りて笑むや袴田氏 (竹葉)遅足 能登 千香子 亜子
- ベッドから眺む四角い冬の空 (麗子)能登 童子 郁子 容子
- 冬空やつるっとむけてゆで卵 (晴代)佐保子 郁子
- 冬空や重機の壊す螺子工場 (千香子)麗子 須美 亜子
- 冬空へぽっとはきだす銀の玉 (遅足)郁子
- 寒空に背中まるめてとぼとぼと (泉)
- 寒空や野猿の親子湯煙に (須美)千香子 泉
- 『寒ないか』父の声する冬銀河 (童子)竹葉 遅足 佐保子 容子 須美 晴代 亜子
自由題
- 包装紙たたむ手際の師走かな (亜子)遅足 佐保子 能登 童子 麗子 千香子 郁子 晴代
- ゆれているないしょばなしの冬帽子 (遅足)童子 麗子 郁子
- 漱石忌雅子皇后誕生日 (佐保子)遅足
- 杖つきつ闊歩の老婆冬の草 (竹葉)亜子 晴代 泉
- リビングのポインセチアのレッドかな (麗子)
- だんまりのひと日となりぬ枇杷の花 (晴代)竹葉 遅足 佐保子 千香子 郁子 容子 須美 亜子
- 投票済証の駒指す手龍の玉 (千香子)
- 雪嶺がビルの隙間にぬっと立つ (能登)佐保子 麗子 千香子 容子 泉
- 静けさやダム湖で戯ぶ鳰 (泉)能登
- 「名は知らぬ」と詩人答える冬木あり(容子)竹葉
- 寒鯉に餌やり励む幼き児 (須美)
- しぐるるや人待ち顔の赤ポスト (郁子)竹葉 能登 童子 容子 須美 晴代 亜子 泉
- 懐中電灯で迎えにくる母12月 (童子)須美
今年最後の句会結果です。
トップ賞は
兼題 亜子さん
自由題 亜子さん 晴代さん 郁子 でした
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