575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

すづすまし怠けて水になりすます  角免栄児

2006年07月26日 | Weblog
先日の句会にも

  驟雨去り何処に居たやら水すまし 立雄

という句がありました。

「秀句350選・虫」を読んでいたら、
上のような句に出会いました。
なかなかユーモラスな句ですね。
「みずすまし」と、「なりすます」も
上手な言葉遊びになっています。

その本には、次のように書かれていました。

  みづすまし 水馬と書きます。
  関東ではあめんぼう
  関西ではみずすまし
  学問上は、まいまい、を、みずすましという。

ああヤヤコシイ!

   


このほか、本の中にこんな句を見つけました。

 糞ころがしと生れ糞押すほかはなく    加藤楸邨

 蚯蚓(みみず)ひからび国際脱毛研究所  村井和一


                   (遅足)


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2 コメント

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宿命 ()
2006-07-26 08:36:00
糞ころがしの句。でも本人?は意外に幸せだったりして。。面白いですね。

何に生まれるかは宿命なのでしょうか?

人に生まれた私たちは何を押すのでしょうか?
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人生の目的 (遅足)
2006-07-26 08:57:31
どうも人生には最終的な目的はないみたい。

あったとしても分からないというのが本当かも。

でも、次から次に、当面の宿題が現れますから

それに取り組んでいることで精一杯。



糞ころがしも、目先の糞を転がしているんでしょうね。



家のなかを這っている青虫を見つけました。



  あおむしの海のごとくに波打てり



      









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