575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

地球温暖化の句          愚足

2008年09月01日 | Weblog
 地球温暖化のせいなのかゲリラ豪雨が日本を襲う。
 異常気象は俳句にとっては重大関心事のはず。
 しんぶん赤旗の「俳壇」欄に新俳句人連盟の「俳句人」八月号に地球温暖化を特集していると会員の千曲山人が紹介している。

 特別寄稿の五人とその他の俳人の句。

 くまぜみの溢れる大地裂けてゆく       和田悟朗
 食べるだけ少し頂く夏蕨           金箱戈止夫
 夏の星水の地球にひとつ死す         石寒太
 星の夜をしずかに潮位上りくる        寺井谷子
 地震あとの地軸の熱さ蟇鳴けり        嶋田麻紀

 「地球は青かった」昔むかしのかげろうか   水落蘭女
 ひばり野やすっくと発電風車五基       仙とよえ

 類型化を避け、具体的現われをうたうことが大切ではないかと結んでいた。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-08-31 21:59:08
白熊の流氷玉乗りあと僅か    

雷鳴にノウゼンカヅラ総毛立ち

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