収穫に感謝する秋祭り、神様にお供えする御神饌はやはりお米からつくられた清酒でしょうね。
一升瓶の並ぶさまが目に浮かびます。
結宇さん:祭りに酒はつきもの。直会には、おおいにピッチがあがるのでしょうね。
直会(なおらい)とは、祭りの終了後に、神前に供えた御饌御酒(みけみき)を神職をはじめ参列者の方々で戴くことをいうのだそうです。
なおりあい=もとに戻る という意味もあるとか。
私自身、神社のお祭りにはあまり深く関わった覚えはないのですが、お囃子の音や太鼓の音が私のDNAにすりこまれているようで、
神さまも人も一緒になって歌い踊る高揚感を昔から知っていたような気がします。
とはいえ、祭りといえばお酒と密集、無礼講の賑わい。
コロナ感染予防が叫ばれ、いろんな行事や祭りが遠ざけられれば、日本の伝統や文化の継承が危ういのではないでしょうか。そういったところから学べるものもあるはず。わずらわしいと思われがちな横とのつながりやコミュニケーションを欠けば、孤立化して他人との差異にこだわり、そこから生まれた猜疑心が争いの種となります。
祭りを通して学べるものが少なくなったとしたら、今の子どもたちは可哀そうですね。
秋祭り鼓笛の子らの光る頬 郁子
地元市民祭のパレードで見た鼓笛隊の小学生の句です。大勢の人に見守られ、子どもたちは金管楽器を誇らしげに吹き鳴らしながら行進しました。
いろんなことを経験させてあげたいものです。 郁子