朝の冷え込みが急に厳しくなりました。早朝に救急車のサイレンを聞くとドキリとします。温度差は身体に負担がかかりますね。
ところで親を看るのと違って、兄弟姉妹の病は堪えるものです。同じ環境で育ち、共に人生のステージや思い出を共有しているからでしょうか。
自分の足元が揺らぐような不安な気持ちになります。胸に迫る一句には、作者の状況を知る方もいらしてたくさんの票が入りました。二つ上というお姉さんとの関係がリアルで、いっそう切なさが伝わります。
私も二つ上の姉がいて、最近、気苦労が多いのかすっかり小さくなり、満身創痍で孫の世話をしています。竹葉さんも二つ上のお姉さんがいらっしゃるとのこと。。
姉を思う気持ちへの共感と同時に不思議なご縁を感じました。
さて「秋の蝶」問題です。
遅足さんから「蝶の秋」ではどうだろうという指摘があったそうです。
秋の蝶は、夏の盛りを過ぎて秋風が吹く中で見られることから、儚さや移ろいを感じさせる詩的なイメージを持つ季語です。この先冬を迎えるとどうなってしまうだろうという切なさもあり、姉の病と響きあいます。
蝶の秋 となると、少し違った味わいが出てきます。句会のときにはそこまで感じられませんでしたが、残りわずかな蝶の命を惜しむ感情が出るように思いました。華やかにひらひらしている蝶にも人生の秋というタームがあるということでしょうか。
「秋の蝶」「蝶の秋」 どのように思われるでしょうか。 郁子
お姉さまの病気は辛いけど、姉のいない私には同性の姉妹に憧れがあります。ご快癒をお祈りします。