六十一回目の終戦記念日を明日に控えて、「終戦忌」の俳句を掲げてひと時平和に思いを馳せたいと思います。
終戦日妻子入れむと風呂洗ふ 中村草田男
敗戦日空が容れざるものあらず 秋元不死男
終戦忌杉山に夜のざんざ降り 森 澄雄
土熱く灼けゐし記憶終戦日 沢木 欣一
堪ふることいまは暑のみや終戦日 及川 貞
敗戦忌饒舌ならぬ若者ら 久保田月鈴子
夕焼けてすさむ家うち敗戦忌 岡本 眸
これらの句を読むとき、作者を超えて戦争についての傷や想いが想像されされてなりません。
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終戦日妻子入れむと風呂洗ふ 中村草田男
敗戦日空が容れざるものあらず 秋元不死男
終戦忌杉山に夜のざんざ降り 森 澄雄
土熱く灼けゐし記憶終戦日 沢木 欣一
堪ふることいまは暑のみや終戦日 及川 貞
敗戦忌饒舌ならぬ若者ら 久保田月鈴子
夕焼けてすさむ家うち敗戦忌 岡本 眸
これらの句を読むとき、作者を超えて戦争についての傷や想いが想像されされてなりません。
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私も好きな句を。
敗戦日少年に川いまも流れ
作者は矢島渚男さん。
少し世代が若くなっています。
おそらく少年だったんではないでしょうか?
敗戦と聞いた日。夏の川。
あの川は今も流れている。
作者は少年に戻る。
人間という時間の流れのなかにある存在と
川というある意味で、時間を超えた存在であえる故郷。
一味違った敗戦の句です。
私のようにものごころがついていないと
もう敗戦日当日は詠む事が難しいですね。