泉さんに「トップ賞本当におめでとうございました!!」とメールを差し上げたら
泉さん「今年、最後になんとか・・・・・うれしいです。最近、落ち込んでいたので少しやる気がでてきました。来年も調子にのって、それなりに頑張ります。よろしくお願いします。」とのお返事が来ました。
泉さんの故郷、綾部も過疎化が進んでいるようです。
「冬になると野良仕事もほとんどなくなる。家の中にいて外に出る人もなく、猫も元気なく歩き、村がひつそリしている」とのことでした。
この句はポイントはやはり中七の「猫とぼとぼと」だと思います。擬態語の「とぼとぼ」は元気なく弱々しく歩く様子。猫がとぼとぼと歩く。何ともわびしく過疎の村に合っていると思いました。また「山眠る」という季語ともぴったり合い、共感できる一句でした。
では皆さんのコメントをご紹介します。
竹葉さん:「猫とぼとぼ」が「山眠る」の季語からくる過疎の寂しさと人気のなさを際立たせてとても感銘しました。
能登さん:過疎の村の寂しさつのる風景。山眠るの季語が効いていると思います。
郁子さん:猫ちゃんいいですね。とぼとぼと歩いているつもりはないのでしょうが、ひなびた景色にぴったり。
童子さん:寒いからなのか老猫なのか、とぼとぼが過疎の村を強調し切ない。
須美さん:猫とぼとぼとが好き。季語も良い。
亜子さん:よくわかる一句。過疎の村は高齢化が進み、この先の不安が漂よう。猫までもとぼとぼと歩いて不安な様子。でもいつか山笑う時が来て欲しいという思いで〇をつけました。
★★★
2023年の詠み納めは、泉さんの快挙でますます今年が楽しみですが、なんと泉さん、年末に趣味のテニスで転倒してお怪我をされたとのこと。その後いかがでしょうか?どうぞお大事になさってくださいね。また、故郷綾部の句、テニスの句も期待しています。 麗子