575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

落葉の季節です    鳥野

2007年11月20日 | Weblog
紅葉が過ぎると、今度は落葉。詩情豊かな季節です。

 ♪ 落葉散る散る山間いの・・・と歌詞を聞いて、メロディーが浮かぶ人は、前世紀の遺物ですねぇー。

冬に向かって、ものみな枯死の準備。寂しさがつのります。

 ・ 母にのます粥を煮ながら思うなり山は今宵も落葉するらん

 ・ 宿なしの吾の眼玉に落ちてきてどきりと赤い一ひらの落葉

山崎方代の歌はなお更に悲しい。

それが、現代歌人になると

 ・ たとへば君 ガサッと落葉をすくふやうに私をさらって行ってはくれぬか                                 河野裕子

と、歯切れがいい。

さて、俳句。とりわけ現代の俳人はこうした落葉の情をどのように?。知りたいのです。








コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 妖しき野葡萄の実     ... | トップ | 11月句会の投句が揃いまし... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
落葉さまざま (遅足)
2007-11-20 16:55:04
俳句は短歌より情を詠むのにが不得手ですが、
そんな中、いくつかの句

夫恋へば落葉音なくわが前に     桂信子

亡妻の笑ひに似たる落葉風      石原八束

子の尿(しと)が金色に透き落葉降る 沢木欣一

恋の句は私の歳時記にはありません。
好きな一句

一枚の落葉となりて昏睡す    野見山朱鳥

一枚の落葉のなかのみどりかな  遅
 


返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事