紅葉が過ぎると、今度は落葉。詩情豊かな季節です。
♪ 落葉散る散る山間いの・・・と歌詞を聞いて、メロディーが浮かぶ人は、前世紀の遺物ですねぇー。
冬に向かって、ものみな枯死の準備。寂しさがつのります。
・ 母にのます粥を煮ながら思うなり山は今宵も落葉するらん
・ 宿なしの吾の眼玉に落ちてきてどきりと赤い一ひらの落葉
山崎方代の歌はなお更に悲しい。
それが、現代歌人になると
・ たとへば君 ガサッと落葉をすくふやうに私をさらって行ってはくれぬか 河野裕子
と、歯切れがいい。
さて、俳句。とりわけ現代の俳人はこうした落葉の情をどのように?。知りたいのです。
♪ 落葉散る散る山間いの・・・と歌詞を聞いて、メロディーが浮かぶ人は、前世紀の遺物ですねぇー。
冬に向かって、ものみな枯死の準備。寂しさがつのります。
・ 母にのます粥を煮ながら思うなり山は今宵も落葉するらん
・ 宿なしの吾の眼玉に落ちてきてどきりと赤い一ひらの落葉
山崎方代の歌はなお更に悲しい。
それが、現代歌人になると
・ たとへば君 ガサッと落葉をすくふやうに私をさらって行ってはくれぬか 河野裕子
と、歯切れがいい。
さて、俳句。とりわけ現代の俳人はこうした落葉の情をどのように?。知りたいのです。
そんな中、いくつかの句
夫恋へば落葉音なくわが前に 桂信子
亡妻の笑ひに似たる落葉風 石原八束
子の尿(しと)が金色に透き落葉降る 沢木欣一
恋の句は私の歳時記にはありません。
好きな一句
一枚の落葉となりて昏睡す 野見山朱鳥
一枚の落葉のなかのみどりかな 遅