575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

泉の句の添削           愚足

2007年05月28日 | Weblog
 緑も濃くなり、夏日などのニュースに早くも冷たい水の恋しい季節になってきました。 緑に囲まれた泉の清らかで冷たい水を一口。 自然の最高の贈り物。
 しかるに、我々は「泉」の三文字に苦労させられているばかりではないかと、自らを振り返りご同情申し上げる次第です。

 そこで、泉の句の作り方を、先週に引き続き正木ゆう子先生のNHK講座よりお教えします。
 応募の句の中から正木先生が添削された句例です。

 原句      泉より奥は道なき山の鳥
 添削ヒント・・視覚ばかりでなく
         泉より奥は道なき○○○

 原句      陽をちりぢりにして泉むすびけり
 添削ヒント・・素直な言葉でリズム良く
         ○陽をちりぢりにして泉○○

如何ですか? 私は成る程と思いました。 答えは後ほど。

※ 写真は養老の滝の近く養老神社の「菊水泉」です。この泉もお酒に変じたとか、しかし、ただの 冷たく美味しい清水でした。
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3 コメント

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薄暑の添削 (遅足)
2007-05-28 08:27:36
先日、荻原教室での添削のケースを紹介します。

 三人の薄暑の影について行く  遅

これを
 
 三人の影にしたがう薄暑かな

と、直したほうが良いのではとの診断でした。
いかがでしょうか?

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ブルーシャトー (コメッツ)
2007-05-28 12:48:50
 僕らの世代「いずみ」と言えばこれしかない。

 橋本淳作詞・井上忠夫作曲・歌 ブルーコメッツ

 「ブルーシャトー」

 もりと いずみに かこまれて

 しずかに ねむる

 ブルー ブルー ブルー シャトー

 あなたがぼくを まっている

 くらくて さみしい

 ブルー ブルー ブルー シャトー

 ・・・・・・
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添削の答え (愚足)
2007-05-29 10:17:26
 泉より奥は道なき鳥の声

 太陽をちりぢりにして泉汲む

でした。 二番目の句の添削は作者の本意ではないかもしれませんね。
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