(横浜のアンパンマンムュージアムから帰っていく親子を見ました。子供達は手首やベビーカーに風船をくくって爆睡していました。沢山遊んで疲れたのでしょう:須美)
幼い子ならではの可愛い瞬間を写し取った一句ですね。
能登さん:遊び疲れて寝入った児の可愛さが目に浮かびます。
晴代さん:可愛い寝顔がうかびます。
千香子さん:風船と楽しく遊び疲れた子の姿が浮かびます。
亜子さん:まさにこの通りでかわいらしい句。爆睡する子の手首につながれた風船。日常生活の中で子供と風船の関係がよく捉えらえている。私が子供の頃はこのようにガスの入った風船はなかったので、風船が舞うのは平和な世の中だからこそだと思う。
私の幼い頃も、ガスの入った風船はあこがれそのものでした。だからこそでしょうか。手からはずれて空へ空へと離れていく喪失感たるや・・・
風船や点となりゆく青い空 竹葉
容子さん:子どもの頃、見えなくなるまで追いました。
泉さん:水素などを入れた風船は空高く飛んでいく青い空に吸い込まれそうだ。
須美さん:とても美しい光景がパッと目に浮かぶ
須美さんの描く光景は、式典などでたくさん飛んでいくカラフルな風船の一団かもしれませんね。
私もいただきました。思わず手をゆるめて飛ばしてしまった罪悪感と、そのまま高く高く上っていく風船の想像できないほどの孤独。。小さいときの思い出がよみがえりました。
もう一句、とても魅かれたのが
風船をつきつつふのつくことばをふたり 佐保子
ふたりで風船をつきながら「ふ」のつく言葉を言い合う。脳トレにぴったりです。こんなふうに夫婦で歳を重ねていきたいなと思いました。亜子さんも心動かされ、
風船や ふのつく言葉ふたりして と5・7・5の文字数にしてみたそうです。
これも良句と思います。
ただ、言葉がうまく見つからず、笑いながらぎこちなく風船をつきあう感じが字余りの方に感じたりもします。皆さんはどのように思われますか 郁子
これだと一字足りませんね。
微笑ましい風景を切り取るのは素敵です。