今年最後の句会の兼題は「冬の空」でした。晴れた冬の日の突き抜けるような真っ青な空、あるいは鉛色の冬の空。凍てつく夜空。さまざまな冬の空の情景が詠まれました。
そんな中今年最後のトップ賞は亜子さんのこの句でした。皆さんのコメントをまずご紹介します。
竹葉さん:古書店でなく書店がなくなっていってますが、そんな寂しさが冬の空の季語にぴったりです。
能登さん:古書店の存在が、街にぬくもりを与えてくれるような気がします。
童子さん:このSNS時代でも、ワタシは紙で読書派です。まわりはkindleばかりなり。
千香子さん:街の本屋さんという文化も過渡期のあるのか、次にどのような形態に生まれるのかなどと考えさせられました。
須美さん:最近閉店した古書店がパッと浮かびました。冬の空とよく合っていると思いました。
晴代さん:書店が消えてゆく残念な気で冬の空(多分灰色)を仰いでいる様子。
泉さん:近頃本屋さんが消えていく。本屋さんの臭い、立ち読みなどできない時代になってきた。
★★★
作者の亜子さん。名古屋の上前津から鶴舞あたりは古書店が多かったのにいつの間にか様変わりしてほとんど古書店がなくなってしまったそうです。消えてしまった古書店。そんな冬の空は灰色でなんだか希望が持てない感じ。春になって青空になるのか。。。そんな気持ちを詠まれました。
街の書店も消えていますが、古書店となるともっと少なくなっているようです。ついついネットでぽちっと本を買ってしまいがちですが、やはり地元の本屋さんで本を買うということがその町の文化を支えてくれる気がします。本屋さんでの本との出会いも大切にしたいと思いました。麗子
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