575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

お正月三日の顔となりにけり  遅足  

2006年01月03日 | Weblog
明けました。
おめでとうございます。
もう三日です。

写真は我が家の猫、コッコです。
なかなか用心深い性格で、
お客さんの気配を察知し、
いち早く姿を消します。

正月も三日ともなると
お目出度い気分も消え、
日常が戻ってきたみたいです。
テレビは相変わらずお正月ですが。

今年も下手な句をご披露しますが、
よろしくお願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月めぐり、旅ぐるめ        愚足

2006年01月02日 | Weblog
 老いの身にはあっと言う間の一年。また新しい年が容赦なくやって来ました。
 ならば、思い切って一年を先取りしようと各月の句をめぐりましたが、気になるのは旅の句ばかりでした。
   
   一月の菊畑つづく当麻みち         南部憲吉
   木曽馬の黒瞳みひらく二月かな      大峯あきら
   三月や大竹原の風曇り           芥川龍之介
   琵琶の帆に煙霞も末の四月かな      飯田蛇笏
   暮れて着く湯町明るき五月かな      井本農一
   六月や信濃は雲のはたた神        森 澄雄
   七月のなほ雨雲の船出でゆく       米澤吾亦紅
   八月の榧の木陰も若狭かな        石川桂郎
   橋立の松籟を聴く九月かな         斎藤朗笛
   十月を風が送るや日本海          榎本好宏
   海の鵜に十一月の日は移る        小宅容義
   玄海の砂噛む波も十二月          清水基吉

   迷い凧彼方のくにに恋しけり        愚足

 おいしい旅がしたい!!!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑煮食う一夜一国明けにけり  朱露

2006年01月01日 | Weblog

一夜明けるのは当り前で、まあ目出たいとして、

「一国明け」とは何だ?と作った本人が首を傾げた。

が、すぐにわかった。

私は数年の日本を「闇夜」として生きているからだ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする