ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

ハナミズキ、花水木、花みずき…歌を聴いて知りたくなった花だった

2019-05-07 20:37:32 | うた

空を押し上げて手を伸ばす君 五月のこと

これは、一青窈が歌った、「ハナミズキ」の一節だ。

わが家のハナミズキも、今が満開。
連休の間、よく晴れた青空の下、空に向かって枝を伸ばしているその姿は、まさしく「空を押し上げて」伸びているように思えた。



今はとても一般的になったハナミズキ。
私の住む街にも、ハナミズキの植えられた通りがあったりする。
昔は、そんなにハナミズキが多くは植えられていなかったと思う。
だから、学生時代に「ハナミズキ」と言われても、どんな木のどんな花なのか、分からずにいた。

それを知りたいと思ったのは、ハナミズキを歌った歌があったせいだった。
その歌は、「くぐりぬけた花水木」。

その花の道を来る人の 明るい顔の不思議さに くぐりぬけてみる花水木
どことあてもない旅先で そぞろ歩きの空と道 囲みつくした花水木
何故か君のことを 何故か君のことを 考えてます

歌っていたのは、布施明。
歌を作ったのは、小椋佳だった。
「シクラメンのかほりから」という布施明のアルバムは、全曲小椋佳が作った歌で構成されていた。
その中にあった一曲が、この「くぐりぬけた花水木」だった。
FMでこの歌を聴いたのだったが、それ以降、くぐりぬけるのだから、木の花なのだろう。
そして、「花水木」とはどんな木なのだろうと思った。
その花の道を来るだけで明るい顔になれるのなら、いいな。
そんな花の木の下を、自分もくぐりぬけてみたいな、などと思ったものだ。 

また、当時は、「四季の歌」をヒットさせた芹洋子が歌っていた歌にも、ハナミズキを扱った歌があった。
それは、「花みずきの季節」という歌。
やはりFMのリクエスト番組で流れていたのを聴いたのだった。

愛する故郷の町は 花みずきの花の白さが 
いつでも私を迎えてくれる

というフレーズが、とても素敵だと思ったのだ。
そんな優しい感じの白い花。
実際に見てみたいなと思ったものだった。

芹洋子のその歌をもう一度聴いてみたいと最近思ったのだが、どうやらこの歌はCD化されていないようだ。
いい歌だったのになあ、と少々残念だ。

やがて、どこかの公園でそのハナミズキの木と花を見て知り、これがあのハナミズキか、とちょっぴり感激しながら喜んだのであった。



今は、わが家にも咲くハナミズキ。
下から見上げて、青い空をバックに咲く白い花が美しい。
そう思いながら、この花にまつわる歌をも思い出していたのであった。

コメント (2)
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