ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

れんげ草 ~歌と、植えられた役目と~

2019-05-10 22:16:23 | 草木花
先日出かけた時の午前中、田んぼのひと区画に、れんげ草が赤紫色の花を咲かせているのを見た。

昔、関東方面に出かけた時には、自然にたくさん生えているのを見た。
だが、当地では、れんげ草が一面に生えているような場所はなかなか見かけない。
れんげ草が繁殖しやすい環境がこちらにはないということなのだろう。
それゆえに、れんげ草がたくさん咲いているのを見るのは珍しいのだ。

「れんげ草」といえば、われわれの世代は、ビリーバンバンの佳曲を思い出す。

山のふもとの 小さな村に 咲いたかわいい れんげ草よ
おぼえているかい あの娘のことを えくぼが かわいい娘だったね
黒いひとみで ほほえんで れんげ草を ぼくにくれたっけ
あの日はきりが かかっていたね おぼえているかい れんげ草

昔の初々しい(?)少年少女時代を思い出してしまう。
いい歌だ。

そんなことを思い出しながら、その日の午後、帰りにそのれんげ草いっぱいのところに立ち寄ってみた。
すると、…。
なんと大半が刈られていたのである。

残念!
今が一番きれいなのに刈ってしまうのには、訳がある。
たぶん、れんげ草の用がなくなったからだ。
れんげ草に託した(?)役目が終わったからだろう。

れんげ草には、土を肥やす効果があると言われている。
だから、稲などを植え付ける前にレンゲソウを育てておいて、土の肥料分を増やしておくのだ。
いわゆる「緑肥(りょくひ)」として使う訳だ。
朝見かけたのは、土地いっぱいに咲いていたれんげ草だったが、大半が刈られていたというのは、これから稲か何かの作付けを行うからなのだろう。

まあ、それでもいいや。
これだけ明るい花が見られたから。

残っていたれんげ草を、写真に収めたのが、ここで使っている写真たち。

明るい赤紫の花はいいなあ。
来年も、この土地でたくさんのれんげ草を育ててほしいものだ。
…と、育てる人の苦労も知らずに、通りがかりの私は思うのであった…。


コメント
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