ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

頭悪い!?後半だけで3点取られ、まさかの逆転負け

2019-05-18 21:34:11 | アルビレックス新潟
「やっぱ、サッカー下手なのじゃないの?」
「下手でねえば(下手でなければ)、頭悪いんだわ、うん、頭悪い、頭悪い。」

…これは帰る時にすぐ近くを歩いていた、どっかのおばちゃんの言葉。

「1点取らって、目覚めるんだばわがっとも(目が覚めるならわかるのだけど)、3点も取られらん(取られるなんて)、よっぽど頭悪いんだわ。」

新潟弁でしゃべりまくっているのは、よっぽど悔しかっただろう。
その気持ちは、とてもよくわかった。


なにせ今日の試合J2第14節、新潟は、対戦相手愛媛に、渡邉新太、

大武峻

のゴールで前半で2-0とリードした。


前のホーム戦では、山口相手に同様2-0でリードだった。
だから、今日も楽勝で勝てるのではないかと思ってみていた人が多かったと思う。

ところが、後半になって、愛媛は出だしから選手を2人替えてきた。
この交代策が当たる。
後半になって3分で1点。
そして、後半8分でもう1点。
あっという間に、新潟は貯金をはき出した。
愛媛の交代出場した1人が、山瀬功治選手だった。
今季所属チームが決まらず、リーグ戦が始まってからようやく愛媛入りが決まった彼だったが、昔から、存在感のあるプレーをする選手だった。
枠内にシュートを決める正確さも彼にはあった。
だから、ずっと警戒すべきだと思って見ていたのだった。
2点目の同点ゴールはやはり、彼の右足から生まれた。

後半が始まって、たった8分で2点入れられ、同点に追いつかれた新潟。
何やってんだよ!
腹立たしい思いを抱きながら、必死に応援するサポーターたち。
その願いも空しく、勝ち越し点をあげたのは、愛媛だった。
82分、スローインからのボールをヘディングでゴールネットを揺らされてしまった。
前節もそうだったが、今節も、相手選手への寄せが足りない。
その甘さを突かれて、3点も入れられてしまった。


結局、スコア上は、前節と同じ2-3だが、点の取られ方が問題だ。
選手交代があったりすると、その選手への対応が下手くそなのである。
私は山瀬選手をマークして見ていたが、彼の味方選手への指示やポジションの取り方などは、見ていてさすがと思わせるものがあった。

前半と後半とで、動きががらりと悪くなるのも大きな問題だ。
毎試合、相手の交代選手の動きについていけない姿を見せられている。
監督が交代してもこの有様である。
どのようにすれば改善できるのだろうか?
誤審を乗り越えて2点を逆転して勝った、今節のJ1湘南の執念を、見ならいたいものである。

監督が交代して、勝利数が増えているかというと、そういう訳ではない。
攻めは面白くなってきたが、結果が出ていない。
監督交代策の手を打つのは早かったが、勝利につながっていないのは、それが正解だったとは言えないことにある。

試合後、サポーターの前に立った選手たちには、大きなブーイングが起こった。


次節は、海を越えて琉球とアウエーでの対戦。
ここに負けるようなことがあると、今季もJ1昇格は夢物語に終わりそうな気がする。
早くも正念場を迎えそうなアルビレックス新潟の現在である。


追記
試合後、2季前に所属していた愛媛の前野貴徳選手が、わざわざ新潟サポーターもあいさつに来た。
いつも全力プレーで体を張っていた彼が見せた、律儀な姿に、拍手がわき起こった。

出て行った選手に「お礼参り」されるという、相変わらず弱い新潟の姿であった。
コメント
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