ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

東京五輪チケット申し込み最終日

2019-05-28 20:38:27 | スポーツ
東京五輪の、インターネットによるチケット申し込み最終日。
オリンピックが再び日本に来るなんて、思いもしなかった。
「TOKYO!」
と開催が実現した頃は、「ああ、赤字国債なのに、また税金が無駄に使われてしまう」と快く思わなかった。
しかし、日本開催は変わらない。
だから、どうせ行われるのなら、自分たちも東京五輪を自分たちなりによいものにしないと、と考えるようにはなった。
チケット!?
あまり興味がないなあ…とは思っていたものの、せっかく世界の一流選手の技術や戦いが見られるのなら、少しでもそれを自分の目で見てみたいものだと思うようにもなった。

今日は、チケットの申し込み受付の最終日。
オリンピックに、やっぱり行けるものなら行ってみたい!
という欲求が強くなってきて、駆け込みでインターネットの申し込みをしてみた。

まあ、せっかく申し込んでも抽選に外れる確率が高いだろうから、当たることは期待しないでおくことにする。


…それにしても時代が変わったものだった。
1964年に東京オリンピックが開かれた頃、私はまだ小学2年生だった。
しかし、この時代は、自分の目で見に行くというのではなかった。
「オリンピックをテレビで見よう!」というスローガンに似たものが当時の日本にはあったように思う。
実際に見には行けないだろうけど、テレビで見れるようにしよう。
…ということで、白黒テレビの普及率が相当高まったのだった。
かくいうわが家でも、その前年に、何か月ものローンを組んで父がテレビを買ってきた。
白黒でしか見ていないのに、開会式での日本選手団の赤いスーツ姿が思い出されるのは、その後、記録映画等で様々に見たせいだろう。

「戦争からの復興」が1964年のオリンピックのテーマだった。
まだまだ豊かではなかったから、五輪観戦に行く気になるなんていうのはなかった。
今の時代は、そうではない。
開会式だけで30万円なんていう席があるのには驚いたが、全体的にチケット代として金額が高すぎる。
競技でも、わずか1時間半しか観戦できないのに数万円もする席が多い。
それでも、インターネットで申し込み、そして抽選だという。
時代が変わったなあ…。

当たり前だ。
1964年から何年経った!?
55年、半世紀以上だぞ。
あの時小学校低学年だった私が、還暦を越えて久しいのだから。
コメント
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